オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—3月21日—ムソルグスキーとラヴェルといえば・・・

【オペラ暦】—3月21日—ムソルグスキーとラヴェルといえば・・・

【3月21日】ムソルグスキーとラヴェルといえば・・・

⚫️1866年、序曲が小学校の鑑賞教材にも載っていたスッペ(フランツ・フォン・1819-95)の『軽騎兵』。オペレッタ自体はほとんど上演を見ることはありませんが、この日、ウィーンで初演。
⚫️1839年、ムソルグスキー(モデスト・ペトロヴィチ・-1875)の代表作オペラといえば『ボリス・ゴドゥノフ』ですが、この日、カレヴォで生まれています。
⚫️そして1925年、ラヴェル(モーリス・1875-1937)の数少ないオペラの一つ『子供と魔法』がモンテカルロのカジノ劇場で初演。とはいえ、2人の結びつきといえば、やはり『展覧会の絵』にトドメを刺すのでしょうか。
⚫️1925年、演出家ブルック(ピーター・)が、ロンドンで生まれています。彼のオペラ演出のデビュー作は、1984年のコヴェントガーデンでの『ボリド・ゴドゥノフ』でした。
⚫️1929年、ヴォーン・ウィリアムズ(レーフ・1872-1958)『サー・ジョンの恋』、ロンドン、王立音楽カレッジで初演。これはヴェルディの『ファルスタッフ』と同じ『ウィンザーの陽気な女房たち』を原作としたもの。名作に真っ向から挑戦した男気に拍手?
⚫️1974年、戦後の日本を代表して国際的に活躍したバリトン歌手大橋国一(1931-)は、これから円熟期を迎えようとした矢先に東京で亡くなりました。享年43歳という若さでした。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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