オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—3月28日—放浪の末の悲しい末期だったムソルグスキー

【3月28日】放浪の末の悲しい末期だったムソルグスキー

⚫️1881年、ロシア<5人組>の一人ムソルグスキー(モデスト・ペトロヴィチ・1839-81)は、もともと貴族出身の軍人で、その後官吏として働く一方で作曲活動を続けていた、いわば日曜作曲家。生涯独身で放浪を続けて、オペラ創作への意欲は強かったようですが、飲酒と不規則な生活で体を壊し、この日ペテルブルクで亡くなっています。(3月21日の項参照)
⚫️1896年、フランス革命の実在の詩人を主人公にしたジョルダーノ(ウンベルト・1867-1948)『アンドレア・シェニエ』は、ミラノ、スカラ座で初演。第3次のNHKイタリア歌劇団で来日(1961年)した、当時最盛期のデル・モナコとテバルディの共演による日本初演(同年10月1日)は、今でも語り草に。
⚫️1941年、テノーレ・ドラマティコの第一人者マルティヌッチ(ニコラ・)が、イタリアのタラントで生まれています。彼の歌ったラダメスやカラフは圧倒的迫力でした。
⚫️1942年、アメリカのバス歌手で、METの常連として今なお現役で活躍するレーミー(サミュエル・)が、カンザス州のコルビーで生まれています。悪役をやらせたら天下一品とか。それだけ演技力のある証拠でしょう。
⚫️1943年、偉大なるピアニストにして作曲家ラフマニノフ(セルゲイ・1873-)が、ヴェバリーヒルズで没。一般にはピアノ協奏曲が有名ですが、オペラ作曲家としては『アレコ』『フランチェスカ・ダ・リミニ』などが、時おり欧米の歌劇場のプログラムに組まれています。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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