オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—5月16日—フェニーチェ劇場、パルマ劇場、開場

【5月16日】フェニーチェ劇場、パルマ劇場、開場

⚫️1792年のこの日、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場が開場。こけら落としの演目は、当時人気作曲家だったパイジェッロ(ジョヴァンニ・1740-1816)の『アグリジェントの大競技』でした。
⚫️1799年、『セビリアの理髪師』『フィガロの結婚』の原作者ボーマルシェ(ピエール・オギュスタン・1732-)が、パリで亡くなっています。彼の生涯については、鈴木康司著『闘うフィガロ〜ボーマルシェ一代記』(大修館書店刊)をお読みください。
⚫️1829年、早世したベルカント・オペラの作曲家ベッリーニ(ヴィチェンツオ・1801-35)の『ザイーラ』が、パルマのテアトロ・ドゥーカーレで初演されています。
⚫️1829年、パルマ王立歌劇場が、この日に開場。マリ・ルイーズ皇后の命によって建設され、ヴェルディの生地にも近いところから彼の作品の上演が多いことで知られています。
⚫️1868年、ボヘミアの作曲家スメタナ(ベドルジフ・1824-84)の『ダリオール』が、プラハ国立劇場で初演。
⚫️1891年、20世紀前半に活躍したオーストリアのテノール、タウバー(ヒリャルト・-1948)が、リンツで生まれています。
⚫️1922年、オーストリアの指揮者スウィトナー(オトマール・-2010)が、インスブルックで生まれています。
⚫️1949年、現在もスカラ座やMETで活躍するイタリアのバス歌手フルラネット(フェルッチョ・)が、シチリアで生まれています。
⚫️1954年、生粋のウィーンっ子であったオーストリアの指揮者クラウス(クレーメンス・1893-)が、メキシコシティで客死しています。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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