オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

【オペラ暦】—6月3日—気が短かったビゼーの早すぎる死

【6月3日】気が短かったビゼーの早すぎる死

⚫️1875年、『カルメン』の作曲家ビゼー(ジョルジュ・1838-)が、パリ近郊で亡く
なっています。『カルメン』初演のわずか3ヶ月後、急性リューマチがもとで心臓発作を起こして亡くなったといいます。このオペラが大成功を収めたのは、作曲者が亡くなってから4ヶ月後のウィーン公演でした
⚫️そのウィーンで24年後の1899年のこの日に肺炎のため亡くなったのが、シュトラウス2世(ヨハン・1825-)です。不朽の名作『こうもり』の作曲者は、盛大な葬儀の後に、中央墓地に葬られました。
⚫️年は違えど同じ日に亡くなった二人にはある共通点がありました。それぞれの代表作である『カルメン』(原作はメリメ)は、台本作者としてアンリ・メイヤックとリュドヴィク・アレヴィが関わり、これに対して『こうもり』は、この二人の戯曲が原作であるという違いはありますが。
⚫️1904年、アメリカのテノール歌手ピアース(ジャン・-1984)が、ニューヨークで、生まれています。METで活躍し、トスカニーニからも信頼が厚かったピアースは、彼の指揮の多くの演奏に参加。58年には来日も果たしています。
⚫️1935年、ドイツの演出家ハンペ(ミヒャエル・)が、ハイデルベルクで生まれています。新国立劇場で上演される『魔笛』は彼の演出によるもの。日本にも度々訪れ、さまざまな作品を演出しています。
⚫️1922年、ストラヴィンスキー(イーゴル・1882-1971)のオペラ『マヴラ』が、パリのオペラ座で初演。プーシキンの原作によるもので、小編成の室内オペラ。
⚫️1947年、プーランク(フランシス・1899-1963)『ティレジアスの乳房』が、パリのオペラ・コミック座で初演。アポリネールの戯曲を作曲者自身が台本を書いた、いわば現代オペラにおけるファルサです。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

コメントを残す

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。