オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—7月15日—この日は名歌手たちの命日が重なって

【7月15日】この日は名歌手たちの命日が重なって

⚫️1782年、歴史的なカストラート歌手ファルネッリ(1705-)が、ボローニャで亡くなっています。ポルポラ(ニコラ・アントニオ・1886-1768)の指導を受け、ナポリでデビュー。その後、ヨーロッパ各地で歌って名声を得ています。映画『カストラート』(G.コルビオ監督)は、彼をモデルとしたもの。その音域は「中央ハの下のAから2オクターブ上のDまであった」と当時の作曲家クヴァンツが証言しています。
⚫️1960年、アメリカのバリトン歌手ティベット(ローレンス・1896-)が、ニューヨークで亡くなっています。ヴェルディ・バリトンとして鳴らす一方、アメリカ人作曲家の新作オペラも積極的に取り上げる名歌手でした。交通事故による死去でした。
⚫️2004年(平成16)、渡辺葉子(1953-)が、ミラノで亡くなっています。日本人歌手で初めて世界4大歌劇場で主役を務めた名ソプラノでした。1999年、新国立劇場での『蝶々夫人』の公演中に体調不良で降板した後は、療養生活を続け2004年に心不全で亡くなっています。まだ51歳という若さでした。(誕生日の7月12日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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