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【オペラ暦】—7月19日—懐かしいイタリア歌劇団の名バリトン、プロッティ誕生

【7月19日】懐かしいイタリア歌劇団の名バリトン、プロッティ誕生

⚫️1920年、イタリアの名バリトン歌手プロッティ(アルド・-1995)が、クレモナで生まれています。オールド・ファンなら、1959年からイタリア歌劇団の一員としてたびたび来日したことが記憶の残っているはず。とくにイアーゴ、ジェルモン、リゴレット、ジェラールなどの名演は忘れられません。
⚫️1935年、ドイツの指揮者アルブレヒト(ゲルト・-2014)が、エッセンで生まれています。日本では、読売日本交響楽団の常任指揮者として1998年から2007年まで在任し、その間に現代音楽やオペラにも積極的に取り組み、グルリット(マンフレート・1890-1972)『ヴォツェック』日本初演、ヘンツェ(ハンス・ヴェルナー・1926-2012)『午後の曳航』世界初演、ヤナーチェク(レオシュ・1854-1928)『運命』の日本初演を行っています。
⚫️1943年(昭和18)、日本を代表するソプラノの一人、林康子が香川県で生まれています。1973年に、ミラノ・スカラ座において日本人で初めて『蝶々夫人』のタイトルロールを歌っています。その後1986年には、同じくスカラ座でマゼール(ロリン・1930-2014)の指揮で、蝶々夫人の林康子に、演出:浅利慶太、衣装:森英恵が加わった公演を行っています。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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