オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

【オペラ暦】—9月21日—稀代の興行師シカネーダー、ウィーンに死す

【9月21日】稀代の興行師シカネーダー、ウィーンに死す

⚫️1812年、『魔笛』の台本作者でもあり、アン・デア・ウィーン劇場の支配人でもあったシカネーダー(エマーヌエル・1751-)が、ウィーンで亡くなっています。生涯に55の舞台作品、44のオペラ台本(ジングシュピール)を書いたと言いますが、晩年は、今で言えば認知症となって意味のわからない言動の結果、この日静かな死を遂げたといいます。評伝として『シカネーダー「魔笛」を書いた興行師』(原研二著・平凡社)がありますのでご一読を。(誕生日の9月1日の項参照)
⚫️1832年、スコットランドの詩人・劇作家スコット(ウォルター・1771-)が、アポッツフォードで亡くなっています。詩人から劇作家に転向した彼の作品『湖上の美人』『アンバンホー』『ラマームーアの花嫁』『美しいパースの娘』など、数多くの作曲家の想像力の源泉となったのでした。彼の旧邸宅は、アポッツフォード邸として資料館となっています。(誕生日の8月15日の項参照)
⚫️1874年、イギリスの作曲家ホルスト(グルターフ・-1943)が、チェルトナムで生まれています。セント・ポール女学校(この生徒のために作曲した『セント・ポール組曲』が有名ですね)で音楽を教えるかたわら作曲にも傾注し、日本では組曲『惑星』がとくに有名。オペラも手がけ、シェイクスピアの『ヘンリ−4世』の一部を題材にした『ボアーズ・ヘッド亭』や室内オペラ『放浪学者』などがあります。(亡くなった日の5月25日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

コメントを残す

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。