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【オペラ暦】—10月7日—名歌手コルブランは、ロッシーニの妻

【10月7日】名歌手コルブランは、ロッシーニの妻

⚫️1845年、スペインの伝説的なソプラノ歌手コルブラン(イザベラ・1785-)が、ボローニャで亡くなっています。サン・カルロ劇場の支配人だったバルバイヤ(ドメーニコ・1778-1841)の愛人でもありましたが、のちにロッシーニ(ジョアッキーノ・1792-1868)と結婚し、彼のオペラの数多くの主役を務めました。
⚫️1878年、フランスの作曲家グノー(シャルル・1818-93)『ポリュクト』が、パリ・オペラ座で初演されています。ドニゼッティ(ガエターノ・1797-1848)の『ポリウート』と同じくコルネイユ(ピエール・1606-84)の悲劇(古代ローマ時代に殉教したポリュクトスが主人公)に基づいて書かれたもの。
⚫️1909年、ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフ(ニコライ・アンドレイエヴィチ・1844-1908)『金鶏』が、モスクワのジーシン劇場で初演されています。プーシキン(アレキサンドル・1799-1837)の諷刺的寓話をもとに3幕のオペラで、これが彼の最後のオペラとなりました。
⚫️1936年、スイスの指揮者デュトワ(シャルル・)が、ローザンヌで生まれています。モントリオール交響楽団を一躍有名にしたことで知られていますが、オペラもMETでデビューし、フランスものを得意としています。N響の常任指揮者にもなり日本でもお馴染み。
⚫️1938年、フランスの作曲家ミヨー(ダリュス・1892-1974)『メディ』が、アントワープで初演されています。このギリシャの伝説的な人物メディアを題材にコルネイユが戯曲を書き、それを古くはシャルパンティエ(マルカントワーヌ・1643-1704)、ケルビーニ(ルイージ・1760-1842)、そしてミヨーと続く、ヨーロッパでは人気のテーマのようです。
⚫️1959年、イタリア系のアメリカのテノール歌手ランザ(マーリオ・1921-)が、ローマで亡くなっています。タングルウッド音楽祭で『ウィンザーの陽気な女房たち』でデビュー。戦後兵役を務めた後は、主としてミュージカルや映画に出演していました。当時、日本ではランツァと呼ばれていました。『歌劇王カルーソー』では、主人公カルーソー(エンリーコ・1873-1921)を演じ人気を集めましたが、ローマで急逝。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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