オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—10月8日—ボワエルデューの知名度は?

【10月8日】ボワエルデューの知名度は?

⚫️1834年、かつては“フランスのモーツァルト”とも言われたオペラ作曲家ボワエルデュー(フランソワ=アドリアン・1775-)が、ヴァレンヌ=ジャルシーで亡くなっています。彼のハープ協奏曲などを聞くと、確かにギャラント風なところはモーツァルト(ウォルフガング・アマデウス・1756-91)を彷彿とさせますが、時代的にはベートーヴェン(ルートヴィヒ・ヴァン・1770-1827)とほぼ同世代の人。共作も含め41曲ものオペラを書いていますが、今は『バクダットの太守』『白衣の婦人』などの序曲で知られているのみです。
⚫️1882年、ボヘミアの作曲家ドヴォジャーク(アントニーン・1841-1904)『ディミトリー』が、プラハで初演されています。シラー(ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・1759-1805)の戯曲によるもので、ムソルグスキー(モデスト・ペトロヴィチ・1839-81)の『ボリス・ゴドゥノフ』にも登場する偽の王子ディミトリーを主人公としたもの。いわばボリスの続編のようなオペラです。
⚫️1953年、フェリアー(キャスリーン・1912-)、ロンドンで亡くなっています。わずか41歳の若さでした。彼女の歌としては、ワルター(ブルーノ・1876-1962)がウィーン・フィルを指揮したマーラー『大地の歌』は不朽の名盤と言えましょう。(誕生日の4月22日の項参照)
⚫️1975年、オーストリアの演出家フェルゼンシュタイン(ワルター・1901-)が、ベルリンで亡くなっています。長らくベルリン・コーミッシェ・オーパーの監督を務め、オペラの演劇性を強く打ち出した演出で、その後多くの演出家に影響を与えました。(誕生日の5月30日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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