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【オペラ暦】—10月25日—“ワルツ王”シュトラウス2世と、ビゼーの誕生日

【10月25日】“ワルツ王”シュトラウス2世と、ビゼーの誕生日

⚫️ 1734年、イタリアの作曲家ペルゴレージ(ジョヴァンニ・バッテスタ・1710-1736『リヴィエッタとトラコッロ』が、ナポリのサン・バルトロメオ劇場で初演されています。
⚫️1823年、ドイツ・オペラの創始者ヴェーバー(カルル・マリーア・フォン・1786-1826)『オイリアンテ』が、ウィーンのケルントナートーア劇場で初演されています。
⚫️1825年、ワルツ王シュトラウス2世(ヨハン・-1899)が、ウィーンで生まれています。同名の父(ワルツの父と称される)と区別するために2世と通称されています。彼によってワルツとオペレッタの“金の時代”が誕生したのです。『こうもり』をはじめとして、後述の『ウィーン気質』や『ジプシー男爵』『ヴェネツィアの一夜』などのオペレッタは今でも人気を博していますが、彼が書いた唯一のオペラ『騎士バズマン』は失敗作で、ほとんど上演されていません。
⚫️1838年、フランスの大作曲家ビゼー(ジュルジュ・-1875)が、パリで生まれています。短い生涯の中で、『カルメン』をはじめ『真珠採り』『美しきパースの娘』『アルルの女』など数多くの名曲を残し19世紀後半のフランス・オペラの隆盛に導いた風雲児でした。
⚫️1848年、イタリアの作曲家ヴェルディ(ジュゼッペ・1813-1901)『海賊』が、トリエステのグランド劇場で初演されています。
⚫️1899年、シュトラウス2世(ヨハン)『ウィーン気質』が、ウィーンのカルル劇場で初演。(26日説もあり)
⚫️1912年、ドイツの作曲家シュトラウス(リヒャルト・1864-1949)『ナクソス島のアリアドネ』シュトゥットガルト宮廷劇場で初演。
⚫️1926年、ロシア(当時はソ連)のソプラノ歌手ヴィシネフスカヤ(ガリーナ・-2012)が、レニングラード(現サンクト・ペテルブルク)で生まれています。チェロのロストロポーヴィチ(ムスティスラフ・1927-2007)と結婚。当時のソ連の体制を批判して、夫婦共々国外での活動を制限されていたこともありました。
⚫️1931年、日本のバス歌手岡村喬生(たかお・)が、東京で生まれています。今なお現役で、『冬の旅』を毎年のように歌っているほか、『蝶々夫人』の改訂版にも尽力。日本の習慣や人名などで誤りの多い『蝶々夫人』を本来の姿?に戻すべく、プッチーニのお膝元トッレ・デル・ラーゴ音楽祭にも参加したものの歌詞までは変えることができず(著作権継承者が不許可)、それでも上演を果たしました。
⚫️1965年、20世紀のドイツの巨匠指揮者クナッパーシュブッシュ(ハンス・1888-)が、ミュンヘンで亡くなっています。リヒター(ハンス・1843-1916)の助手からスタートしたといいますから、大変なキャリアです。今もって、彼の振ったバイロイトでの『パルジファル』は語り草です。(誕生日の3月12日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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