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【オペラ暦】—11月3日—ベル・カント・オペラの旗手ベッリーニ、誕生

【11月3日】ベル・カント・オペラの旗手ベッリーニ、誕生

⚫️1770年、オーストリアの作曲家グルック(クリストフ・ヴィリバルト・1714-87)『パーリデとエレーナ』が、ウィーンのブルク劇場で初演。ギリシャ神話のトロイア戦争に材にとった5幕のオペラ。
⚫️1899年、ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフ(ニコライ・アンドレイエヴィチ・1844-1908)『皇帝の花嫁』が、モスクワ、スロドゥニコフ劇場で初演。(1900年という説もあり)彼のオペラの最高傑作(永竹由幸氏)という評もあるほどですが、日本で見ることはほぼできそうもありません。
⚫️1844年、イタリアの作曲家ヴェルディ(ジュゼッペ・1813-1901)『二人のフォスカリ』が、ローマのアルジェンティナ劇場で初演。バイロン(ジョージ・ゴードン・1788-1824)の原作に基づくオペラで、ヴェネツィアのドージェ(総督)であるフォスカリが、政敵による奸計で息子を処刑しなければならなくなるという悲劇。
⚫️1913年、ロシアの作曲家ムソルグスキー(モデスト・ペトロヴィチ・1839-81)『ソロチンスクの定期市』が、モスクワの自由劇場で一般公演として初演。ゴーゴリ(ニコライ・1809-52)の同名小説を作曲者自らが台本化したものですが、未完に終わり死後上演されています。あの『禿山の一夜』は、このオペラのために作られたものとか。
⚫️1801年、イタリアの作曲家ベッリーニ(ヴィチェンツィオ・-1835)が、シチリアのカターニアで生まれています。ロッシーニの後継として、若くして次々とオペラを成功させ、今なお『夢遊病の女』『ノルマ』『清教徒』『カプレーティとモンテッキ』などは世界中のオペラハウスで上演され続けています。(亡くなった日の9月23日の項参照)
⚫️2008年、フランスの名指揮者フルネ(ジャン・1913-)が、オランダのヒルフェルスムで亡くなっています。初来日は、『ペレアスとメリザント』の日本初演の時。以来、度々来日して日本のオーケストラを振っています。2005年東京都交響楽団の演奏会をもって92歳で引退しています。
⚫️1999年、イタリアのテノール歌手ポーラ(アリゴ・1917-)が、生誕地でもあるモデナで亡くなっています。戦後の一時期日本に長く滞在して、いかにもイタリア的なテノールの歌声を響かせたのを、今では知る人も少なくなりました。また彼の門下には、かのパヴァロッティやフレーニ、そして佐野宏成、中丸三千絵などの日本人歌手も数多くいます。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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