オペラ・エクスプレス

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オペラで愛まSHOW!■番外編その7■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~歌撃戦隊オペレンジャー!~

サラリーマン、オペラ歌手?小説家?の

香盛(こうもり)修平です。

連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」

オペラで愛まSHOW!


■番外編その7■~歌撃戦隊オペレンジャー!~

  2015年11月3日に、兵庫県立芸術文化センター小ホールで、歌撃戦隊オペレンジャー(第3話)を観劇して、またまた感激してしまいました。音楽評論家でもなんでもありませんので、無責任なつぶやきとして読み飛ばしてください。

  真面目なオペラファンの皆様に、突然「オペレンジャー」と言ってもイメージしていただくことは難しいかもわかりません。なんと今回は終演後すぐにその映像がyoutubeで公開されていますのでオペラ・エクスプレスファンの皆様に、私の下手な紹介よりも、まずは映像を観ていただければと思います。

  オペラやミュージカルで活躍中の指揮者の井村誠貴さんの構想、台本による「オペレンジャー」は今回で第三回となります。オペラ普及活動を第一の目的として招集された「オペレンジャー」には、よくある「なんとかレンジャー」と同じく5人の変身ヒーローが登場します。レッド、イエロー、スカイ、ピーチ、グリーンがそれぞれの声の魅力と美しいハーモニーでオペラ普及のために戦います。

  一見ただのドタバタ喜劇に見えますが、吉本新喜劇の底流と同じく、人間としての本質に訴えかける愛と夢と希望のショートストーリーになっています。オペラとは難しいもの、高尚なものというイメージを持つことなくオペラの世界を体感できる考え抜かれた仕掛けがそこにあります。物語に没入しているうちに名アリアを先入観なく聴いてもらうことができます。たとえば学校の芸術鑑賞などでもこの内容ならば興味を持って聴いてもらえるでしょうし、アウトリーチのような形でショッカーとして参加型で企画しても面白い。オペラ普及のためにいろいろなアイデアが出てくる可能性を秘めています。

  それにしても大いに笑わせていただきました。関西のオペラ歌手ならではのノリもあるかもわかりません。必ずオチをつくり「笑ってもらってナンボ精神」があります。台本には無いアドリブも随所にあって笑いを誘っていました。

  中でも私のお気に入りはイエローが歌う、プッチーニ作曲「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」です。ラーメンを食べながら、太極拳のポーズで歌うことがイエローの得意技になっていますが、今回はさらに「空耳アワー」という新技をふんだんに盛り込んで客席を爆笑の渦に巻き込みました。この「空耳アワー」は、オペラに精通した人にも楽しめる技。オペラはイタリア語、ドイツ語、フランス語といった言語で作曲されていますが、母国語でない日本人にとっては本来の意味とは違う日本語に聴こえてしまうという「空耳」現象がしばしばおこります。私が声楽を始めて間もなくCDで聴いたヴェルディ作曲「リゴレット」の「悪魔め、鬼め、畜生め」というアリアは、「O, se pur disarmata」という歌詞の後半が日本語の「さるまた」と聴こえてしまって、いまだにこの箇所に来ると「西洋ふんどし」の形が頭の中に浮かんでしまいます。その他にも「空耳」で聴こえる歌詞は多くありますが、大抵は下ネタに聴こえるから不思議です。そう言えば私のまわりに、ちょっとエッチに聴こえる歌詞を何度もソプラノさんに歌わせて密かに喜んでいる歌い手もいました。

  少々脱線してしまいましたが、指揮者井村誠貴さん、そして出演者の歌い手たちは大まじめで「オペレンジャー」に取り組んでいます。是非オペラ・エクスプレスファンの皆様も「オペレンジャー」の応援よろしくお願いいたします。
  「オペレンジャー」に会いたい!私たちの街に「オペレンジャー」に来て欲しいという方は、オペラ・エクスプレスを通じて香盛(こうもり)修平にご相談ください。オペラ界の新ヒーロー達のメールアドレスを知っていますので。

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