オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—11月16日—名歌手たちの生と死

【11月16日】名歌手たちの生と死

⚫️1850年、イタリアの巨匠作曲家ヴェルディ(ジュゼッペ・1813-1901)の中期16作目の『スティッフェリーオ』が、トリエステのグランデ劇場で初演されています。『ルイーザ・ミラー』と『リゴレット』の間の作品としては、上演回数も少なく地味な作品。のちに『アロルド』として改作されています。
⚫️1895年、ドイツの作曲家ヒンデミット(パウル・-1963)が、ハーナウで生まれています。若くして才能を発揮し、ヴァイオリン奏者としてもフランクフルト歌劇場のコンサートマスターになるほどの腕前。オペラにもユニークなものが多く、小オペラや時事オペラなどがあります。代表作としては『カルディヤック』『画家マティス』などが有名。指揮者としても、戦後初めてウィーン・フィルを率いて来日しました。
⚫️1896年、アメリカのバリトン歌手ティベット(ローレンス・-1960)が、ベーカーズフィールドで生まれています。ヴェルディ・バリトンとして主としてMETで活躍。新作オペラにも挑戦するなど意欲的に活動していましたが、交通事故で亡くなっています。
⚫️1940年、ディミトローヴァ(ゲーナ・-2005)、ペルニクで生まれています。(音楽之友社刊「オペラ辞典」ではこの日を誕生としていますが、海外の資料ではほとんど1941年5月6日生まれとしており、この説の方が有力のようです)2005年6月11日にミラノで亡くなっています。稀代のトゥーランドット姫でした。
⚫️1993年、スロヴァキアのソプラノ歌手ポップ(ルチア1939-)が、ミュンヘンで亡くなっています。今月の12日が誕生日だったので54歳という若さでの逝去でした。『ばらの騎士』では、ゾフィーから元帥夫人まで演じ分け、舞台映えする容姿でオペレッタでも活躍。80年に初来日して、スザンナを歌っています。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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