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【オペラ暦】—11月27日—】『椿姫』を書いたデュマ・フィス、パリに死す

【11月27日】】『椿姫』を書いたデュマ・フィス、パリに死す

⚫️1897年、イタリアの作曲家チーレア(フランチェスコ・1866-1950)『アルルの女』が、ミラノのテアオロ・リリコで初演されています。こちらは、ビゼー(ジョルジュ・1838-75)の劇音楽ではなく3幕のオペラ版。もちろん作者は同じドーデ(アルフォンス・1840-97)です。アリア「フェデリーコの嘆き」は有名です。
⚫️1897年、フランスの作曲家マスネ(ジュール=エミル=フレデリク・1842-1912)『サッフォ』が、パリのオペラ・コミック座で初演されています。この詩人サフォーにまつわる題材を用いたオペラは、他にもパチーニ(ジョヴァンニ・1796-1867)やグノー(シャルル・1818-93)の3幕のオペラがありますが、このマスネは5幕物。
⚫️1895年、フランスの小説家・劇作家デュマ=フィス(アレキサンドル・1824-)が、パリで亡くなっています。いうまでもなくヴェルディの傑作『椿姫』の原作者。父は同名の小説家で、『モンテ・クリスト伯』や『三銃士』などで有名な大作家。この『椿姫』という訳名は、明治 35 年 (1902年) に出版された長田秋涛 (1871-1915) によるもので、フランス語原典から直接訳したもの。
⚫️1880年、コスタンツェ劇場が、この日開場(現ローマ歌劇場)しました。こけら落としの演目は、ロッシーニ(ジョアッキーノ・1792-1868)『セミラーミデ』でした。その後王立歌劇場と改称され、戦後現在のローマ歌劇場となったのです。初演オペラとしては、何と言っても『トスカ』が有名。他に『ネローネ』『友人フリッツ』『イリス』などが初演されています。
⚫️1903年、イタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ(エルマンノ・1876-1948)のコミック・オペラ『詮索好きな女たち』が、ミュンヘンで初演されています。ゴルドーニ(カルロ・1707-93)の原作によるもので、もともとイタリア語の台本でしたが、初演時はドイツ語で上演されました。
⚫️1955年、フランス6人組の作曲家オネゲル(アルチュール・1892-)が、パリで亡くなっています。オペラとしての代表作は、劇的オラトリオと銘打った『火刑台上のジャンヌ・ダルク』で、その他『アンティゴーヌ』などがあります。
⚫️1958年、アメリカの指揮者ロジンスキ(アルトゥール・1892-)が、ボストンで亡くなっています。ストコフスキー(レオポルド・1882-1877)の招きで渡米し、ニューヨーク・フィル、シカゴ響などの常任指揮者などを歴任。『ムツェンスク郡のマクベス夫人』のアメリカ初演や『戦争と平和』の初演を手がけています。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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