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【オペラ暦】—12月9日—R.シュトラウス『サロメ』初演される

【12月9日】R.シュトラウス『サロメ』初演される

⚫️1743年、イタリアの作曲家ジョルダーニ(ジュゼッペ・-1798)が、ナポリで生まれています。ナポリ楽派の作曲家としてチマローザ(ドメニコ・1749-1801)などと同時期に活躍。現在は30曲ほどしか現存していないようですが、なんといっても彼の名を高らしめたのは、有名な歌曲『カロ・ミオ・ベン』でしょう。
⚫️1836年、ロシアの作曲家グリンカ(ミハエル・イヴァノヴィチ・1804-57)『イヴァン・スサーニン(皇帝に捧げし命)』が、ペテルブルク帝室歌劇場で初演されています。(副題)は、ゲネプロを見た皇帝が感激して変更させたと言います。ロシア国民オペラの嚆矢となったオペラです。改訂版は、革命後の1939年2月21日、モスクワで初演。
⚫️1842年、同じくグリンカ『ルスランとリュドミーラ』が、やはり同じペテルブルク帝室歌劇場で初演されています。プーシキン(アレキサンドル・1799-1837)の同名の劇詩によるもの。序曲だけは、しばしば演奏会で演奏されています。
⚫️1905年、ドイツの作曲家シュトラウス(リヒャルト・1864-1949)『サロメ』が、ドレスデン宮廷歌劇場で初演されています。ワイルド(オスカー・1856-1900)の同名の戯曲をドイツ語で翻訳したものを使用しています。この曲によって、彼はオペラ作曲家としての地位を確立したのです。
⚫️1915年、ドイツのソプラノ歌手シュヴァルツコップ(エリーザベト・-2006)、現ポーランドのヤロチンで生まれています。端正で気品のある歌声と容姿で日本でもファンは多かったようです。夫がEMIの名プロデューサー、レッグ(ウォルター・1906-76)だったせいか録音も多く残されています。とくに映像に残る『ばらの騎士』での元帥夫人の名演技は、今なお語り草に。(亡くなった日の8月3日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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