オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—12月23日—「コロラトゥーラの女王」と言えばこの方!誕生

【12月23日】

⚫️1828年、ドイツの詩人ヴェーゼンドンク(マティルデ・-1902)が、エルバーフェルトで生まれています。彼女の名は、ワーグナー(リヒャルト・1813-83)がチューリヒで亡命生活を送っていた時に親密になったことで有名。彼女との関係が、のちに『トリスタンとイゾルデ』の創作に結びつき、書いた詩に曲をつけた『ヴェーゼンドンクの5つの詩』でもその名を残しています。(亡くなった8月31日の項参照)
⚫️1893年、ドイツの作曲家フンパーディンク(エンゲルベルト・1854-1921)『ヘンゼルとグレーテル』が、ワイマール宮廷劇場でシュトラウス(リヒャルト・1864-1949)の指揮によって初演されています。おなじみのグリム童話を基にした楽劇で、その作曲には彼の師匠でもあったワーグナーの強い影響が見られます。
⚫️1911年、イタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ(エルマンノ・1876-1948)『マドンナの宝石』が、ベルリンのクルフュルステイン歌劇場で初演されています。1900年頃のスペイン統治下のナポリが舞台。ヴェリズモ的な要素が強いオペラですが、その2つの間奏曲はまさに宝石のように美しく甘い旋律で有名です。
⚫️1946年、スロヴァキアの名歌手グルベローヴァ(エディタ・)が、ブラチスラヴァで生まれています。68年にロジーナを歌ってデビューし、以来「コロラトゥーラの女王」として君臨し、未だに現役として活躍しています。ただし、オペラ歌手としては今年を最後に引退するとの報も伝えられています。
⚫️1988年、オーストリアのソプラノ歌手ゼーフリート(イルムガルト・1919-)が、ウィーンで亡くなっています。43年にウィーン国立歌劇場の最年少のプリマドンナとして抜擢。とくにモーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・1756-91)、シュトラウス(リヒャルト・1864-1949)などの諸役で真骨頂を発揮しました。(誕生日の10月9日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)


1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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