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【オペラ暦】—12月28日—カウフマンの映像も??METで初演された『王様の子供たち』

【12月28日】カウフマンの映像も??METで初演された『王様の子供たち』

⚫️1778年、イタリアの作曲家チマローザ(ドメニコ・1749-1801)『ロンドンのイタリア娘』が、ローマで初演されています。1幕のオペラ・ブッファです。彼は、当時パイジェッロ(ジョヴァンニ・1740-1816)と並び大変人気のあった作曲家であり、また互いに好敵手でもありました。
⚫️1850年、イタリアの伝説的なテノール歌手タマーニョ(フランチェスコ・-1905)が、トリノで生まれています。イタリアが生んだ最大のテノーレ・ドランマーティコとも言われ、ヴェルディの『オテロ』の創唱者として有名です。(亡くなった8月31日の項参照)
⚫️1910年、ドイツの作曲家フンパーディンク(エンゲルベルト・1854-1921)『王様の子供たち』が、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されています。放浪の王子と、ガチョウ飼いに姿を変えられてしまった王女の恋物語で悲しい運命をたどるおとぎ話。あまり知られていませんが、カウフマン(ヨナス・1969-)が歌うDVDもあるようです。
⚫️1927年、フランスの作曲家オネゲル(アルチュール・1892-1955)『アンティゴーヌ』が、初演されています。古代ギリシャ悲劇からとった題材で、オルフ(カール・1895-1982)なども同じ題名でオペラ化しています。
⚫️1937年、フランスの大作曲家ラヴェル(モーリス・1875-)が、パリで亡くなっています。オペラとしては、『スペインの時』『子供と魔法』の2作品だけですが、いかにもラヴェルらしくジャズの感覚をとりれるなど幻想的な1幕ものオペラです。(誕生日の3月7日の項参照)
⚫️1963年、ドイツの作曲家・指揮者ヒンデミット(パウル・1895-)が、フランクフトで亡くなっています。ヴァイオリニストとしても活躍し、オペラ作品も数多く残しています。代表作は『画家マティス』ですが、時事オペラともいうべき『今日のニュース』といった作品もしばしば上演されます。(誕生日の11月16日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)


1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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