オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—12月31日—さあ、大晦日。今日はオペレッタに身をゆだねましょうか。

【オペラ暦】—12月31日—さあ、大晦日。今日はオペレッタに身をゆだねましょうか。

【12月31日】さあ、大晦日。今日はオペレッタに身をゆだねましょうか。

⚫️1842年、ドイツの作曲家ロルティング(アルベルト・1801-51)『密猟者(または自然の声)』が、ライプチヒ市立劇場で初演されています。
⚫️1899年、19世紀後半にウィーンで活躍したオペレッタ作曲家ミレッカー(カルル・1842-1899)がウィーン郊外のバーデンで亡くなっています。『乞食学生』が代表作。(誕生日の4月29日の項参照)
⚫️1899年、ベルリンのオペレッタの父と呼ばれたリンケ(パウル・1866-1946)の代表作『ルーナ夫人』がベルリンで初演されています。ベルリンの冒険家が熱気球で月世界に行き、月世界の王妃(ルーナ夫人)の宮廷で歓待されるという、浦島太郎のドイツ版のような筋書きです。最近では昨年12月ウィーン・フォルクスオーパーでも上演されたほどの人気です。


1年間の「オペラ暦」のご愛読ありがとうございました。これが皆様にとって、まさに1年中オペラ漬けの日々を送るためのガイドとなれば望外の幸せです。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

●主要参考文献
多くの文献を参照したので、すべてを掲載することはできませんが、主な文献を上げておきます。
・オペラ辞典(音楽之友社)1996年第4刷
・スタンダード・オペラ鑑賞ブック全5巻(音楽之友社)1998年第1刷
・オペラ名作百科 上・下/永竹由幸著(音楽之友社)1998年第11刷
・オペラ名作ブックス 各巻(音楽之友社)
・栄光のオペラ歌手を聞く(音楽之友社)
・音楽の365日 上・下/三善清達編(音楽之友社)昭和61年第1刷
・作曲家・人と作品シリーズ 各巻(音楽之友社)
・モーツァルト366日/高橋英郎著(白水社)1991年第1刷
・西洋の音楽と社会(12)西洋音楽史年表(音楽之友社)2003年第4刷
・クラシック音楽歳時記(366日の音楽史)千蔵八郎著(春秋社)2003年初版
・モーツァルト オペラのすべて/堀内修著(平凡社新書)
・ワーグナーのすべて/堀内修著(平凡社新書)
・イタリア・オペラ史/水谷彰良著(音楽之友社)2006年第1刷
・偉大なるオペラ歌手たち[男声編]/マルテ著(ヤマハミュージックメディア)2014
  年初版
・偉大なる指揮者たち/メルラン著(ヤマハミュージックメディア)2014年初版
・日本のオペラ 明治から大正へ/増井敬二著(民音音楽資料館)昭和59年第1刷
・オペラ事典/戸口幸策・森田学監修(東京堂出版)2013年初版
・ontomo mookオペラのすべて2001(音楽之友社)2001年
・オペラ大事典/大田黒元雄(音楽之友社)昭和37年第1刷
・知識ゼロからのオペラ入門(幻冬舎)2010年第1刷
・バロック・オペラ(新国立劇場運営財団情報センター)2014年第1刷
・新国立劇場をはじめとする各種オペラ公演プログラム
・ネット検索でのウィキペディア(海外も含む)など
・その他多数

新井 巌(あらい・いわお)


1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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