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最響の夏がやってくる!フェスタサマーミューザKAWASAKI 2016 記者発表会レポート

3月30日、ミューザ川崎シンフォニーホールの企画展示室にて、今年のフェスタサマーミューザKAWASAKIの記者発表が行われました。
フェスタサマーミューザKAWASAKI 2016
真夏のオーケストラの祭典としてすっかり定着したサマーミューザ、今年のテーマは「最響(さいきょう)の夏」。そのテーマに相応しく、それぞれのオーケストラで責任あるポストを持つマエストロが次々登壇します。秋山和慶×東響、ミョンフン×東フィル、小泉和裕×都響、飯守泰次郎×シティ・フィル、川瀬賢太郎×神奈川フィルといった気心知れたコンビに交じり、今年9月から始動する上岡敏之×新日本フィルが早くもサマーミューザで実現するのも嬉しいこと。



まず注目なのが、川崎市フランチャイズオーケストラである東京交響楽団のオープニングコンサート(7/23)。東響の大野順二専務理事・楽団長は「ミューザを本拠とする東響が一番いい演奏をすると期待されていると思う。他のオケも手ごわいが、良い演奏をお届けしたい」と意気込みを語りました。
オープニングでは音楽監督のジョナサン・ノット氏が3季目にしてようやく登場し、彼らしい知的なプログラミングでフェスタの幕を開けます。ヴィラ=ロボス、アイヴス、ベートーヴェンと三者三様の「風景」で魅せるという、名曲プログラムとは一線を画した取り合わせ。ノット氏は先日東響音楽監督のポストを大幅延長したことも話題になりましたが、在任中にはベートーヴェンの全交響曲を取り上げるそう。その意味でもノット×東響の「田園」は必聴です。(偶然ですが、サマーミューザでも各オケにより第2番、第3番、第5番、第6番、第7番が取り上げられます)なお、ノット氏はホール前「歓喜の広場」でのファンファーレ演奏も指揮されるそうです。

また、変化球のプログラムを上質な演奏で楽しめるのもサマーミューザの魅力の一つ。N響がウルトラマンほかヒーロー特集、読響が名アレンジャーの手にかかったポップス特集を取り上げます。日フィルはホルンの名手・バボラーク氏が指揮者として登場、心なしかホルンが活躍する名曲が並ぶように思えます。市内に本拠を置く2つの音大も妥協ないプログラム、洗足音大のチャイコフスキー三大バレエは昨年の好評を受けての再登場です。超お値打ち企画!ホール・アドバイザー公演も充実しており、秋山和慶氏指揮のオーケストラ公演はもちろんのこと、佐山雅弘氏・ルドルフ・ルッツ氏の競演が楽しみなサマーナイト・ジャズ(7/29)バッハやヘンデルを組み合わせた松居直美氏によるオルガンコンサート(8/6)、小川典子氏の「イッツ・ア・ピアノワールド」(8/6)と並びます。「こどもフェスタ」公演は4歳以上のお子様も入場できます。

オーケストラ・ファン開拓の意味も込められたサマーミューザは、「普段オーケストラは聴かないけれど・・・」という方も気軽に足を運べるよう総じて価格が安く抑えられています。例えば、オーケストラ・セット券をS席で買っても一公演あたり3000円ほどとお手頃。来場者の98%が内容に満足し、7割がリピーター化する真夏の祭典、「来れば必ずはまる!」と福田紀彦川崎市長も太鼓判を押しました。
最後になりますが、今年もホール周辺飲食店の割引サービスを実施予定。演奏会の前後には川崎の味覚も味わってみては。レビュー、グルメ特集など盛りだくさんの「ほぼ日刊サマーミューザ」(ホールスタッフ手作り!)も刊行予定とのこと。

「最響の夏」が待ち遠しくなるフェスタサマーミューザKAWASAKI 2016。セット券の発売は4/16、まもなくです。

取材・文:平岡拓也 reported by Takuya Hiraoka
フェスタサマーミューザKAWASAKI 2016 記者発表会写真
写真左より
大野順二(おおの じゅんじ)東京交響楽団 専務理事・楽団長
佐山雅弘(さやま まさひろ)ジャズピアニスト、ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザー
福田紀彦(ふくだ のりひこ)川崎市長
秋山和慶(あきやま かずよし)指揮者、ミューザ川崎シンフォニーホール・チーフアドバイザー
松居直美(まつい なおみ) オルガニスト、ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザー
吉井實行(よしい さねゆき)日本オーケストラ連盟専務理事

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