オペラ・エクスプレス

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コンサートホールのホワイエで頂くフルコース!お味はいかに?———大変美味しゅうございました!

13466130_1275619539167503_1949350661413158107_nホワイエがフルコースディナーの場になるというユニークな企画が、ミューザ川崎で始まりました。ミューザ川崎といえば、「音楽のまち・かわさき」を代表するコンサートホールです。こちらで頂くのは、お料理ではなく「歌のフルコース」でした。大変美味しゅうございました。
MUZAワインBAR
歌のフルコース!~大人薫るディナーコース~
いつもよりひっそりとした感じの入口ですが、それもそのはず。限定80席しかないのですから。2階へ上がると、まばゆいピンクの照明が目に飛び込んで来ました。いくつかのスポットライトが、会場となったホワイエを照らします。光はゆっくりとブルーや緑に変わり、場の雰囲気を大いに盛り上げていました。シェフ帽を付けた、ピアノの畑めぐみさんが登場すると、ディナーの始まりです。どこからともなく響いて来るメゾ・ソプラノの歌声は、カルメンの吉田貞美さん。なんとも贅沢過ぎる「前菜」です。出演者全員での乾杯の歌に続いて、情熱的なジュディッタを歌った富田沙緒里さんは、客席からさかんな喝采を浴びていました。そして、瑞々しい歌声でシュトラウスを聴かせてくれた、テノールの伊藤達人さん。このコンサートの一つの特徴は、色々な取り合わせの歌を少しずつ「味わう」ことが出来る点だと思います。もう一つ嬉しいのは、ワイングラスを片手に演奏を楽しめるということ。歌にMCに大活躍だった、バリトンの大山大輔さんが、巧みにバーへ誘います。この日のために出演者がセレクトしたワインをオーダーできるという趣向は、心にくいばかり。配られたプログラムの裏には、ワインリストなども書かれていてとても親切です。
休憩をはさんで、後半はいよいよメインディッシュ。手の冷製・・・というと、ちょっとオカルトな感じがしますが、ラ・ボエームからの「冷たき手」、3幕の4重唱も、誠に味わい深かったです。そして、食後のコーヒー。歌われた「コーヒーカンタータ」で客席にはチョコレートが振るまわれました。このチョコの中味はコーヒー豆になっていて何ともいえない絶妙な食感。最後まで楽しませて頂きました。

MUZAワインBAR
歌のフルコース!~大人薫るディナーコース~

日時
2016. 6.16(木) 19:00開演
会場
ミューザ川崎シンフォニーホール2Fホワイエ
出演
バリトン:大山大輔(大)
ソプラノ:富田沙緒里(富)
メゾ・ソプラノ:吉田貞美(吉)
テノール:伊藤達人(伊)
ピアノ:畑めぐみ(畑)
曲目
ビゼー:『カルメン』から《ハバネラ》(吉)
ヴェルディ:『椿姫』から《乾杯の歌》(全員)
レハール:歌劇『ジュディッタ』から《口づけより熱く》(富)
R.シュトラウス:ひそやかな誘い(伊)
ロッシーニ:『セヴィリャの理髪師』から
《私は町の何でも屋》(大)
《それじゃ私なのね》(吉・大)
~休憩~
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス(全員)
ドビュッシー:『版画』より《雨の庭》(畑)
プッチーニ:『ラ・ボエーム』から
《冷たき手を》(伊)
《あなたの愛の声に呼ばれて出た家に》(吉)
《それでは、本当におしまいなんだね》(全員)
バッハ:『コーヒーカンタータ』から(全員)
《なんてコーヒーは甘く美味しいのだろう》

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