【公演情報】芥川龍之介の小説がベースの新作オペラ『note to a frien...現代アメリカを代表する作曲家、デヴィッド・ラング作曲のオペラが、2月に東京文化会館で開催される。 「note to a friend」と題された本作は、芥川龍之介の小説『或旧友へ送る手記』と『点鬼簿』をベースとしている。...
9月13日開幕!ローマ歌劇場 2023年日本公演―オペラの2大人気演目《椿姫》《...9月13日(水)にヴェルディ《椿姫》(東京文化会館・15時開演)で開幕が予定されているローマ歌劇場。11日(月)には都内のホテルにて記者会見が行われました!リハーサルの合間を縫っての会見なので異例の19時スタート。ジャン...
登場人物たちの危ない心理を強烈に描いて―《午後の曳航》GPレポート二期会創立70周年記念公演、および日生劇場開場60周年記念公演として新制作された、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ作曲《午後の曳航》ゲネプロ(最終舞台稽古)を取材しました。 三島由紀夫のエッジの効いた原作を、ハンス=ウルリッ...
全ての出会いに感謝をこめて「いのちのうた」藤木大地(カウンターテナー)ロング・イ...2021年11月に新アルバム『いのちのうた~Song of Life』をキングインターナショナルからリリースした藤木大地さん(カウンターテナー)にお話を伺いました。2017年に発表した『死んだ男の残したものは』から4年、...
☆『ヴィオレッタ・メソード』予約申込受付中☆ヴィオレッタのアリア等の歌唱部分を歌うための新しく作られるメソード『ヴィオレッタ・メソード』。ヴィオレッタを初めて歌う方はもちろん、ヴェルディの他のオペラのアリア等にも応用が可能なように作られていますので、これからヴェル...
年柄年中オペラ漬け。<オペラ暦>2016年10月—新井巌(あらいいわお)【10月1日】今日は、フランスつながりが多い日です。 ●1684年、フランスの劇作家コルネイユ(ピエール・1606−)が、パリで亡くなっています。フランス古典劇の完成者で、オペラ化された作品も『ル・シッド』『ポリュート』...
香盛修平こと近藤修平の初プロデュース映画「にしきたショパン」が、オペラ発祥の地イ...ある時はオペラの舞台に!そしてある時は?オペラ・エクスプレスの気まぐれライター香盛(こうもり)修平からのお知らせです。まさにオペレッタ「こうもり」のファルケのように面白い出し物をご用意いたしました。 香盛修平(ペンネーム...
Tokyo Music Evening Yube―池袋の夕べを贅沢に堪能できる無...2020年11月1日(日)、世界的指揮者の西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラによる公募招待の野外クラシックコンサート<Tokyo Music Evening Yube>が、池袋西口公園の野外劇場「GLOB...
【立川市民オペラ2023プレイベント】立川市民オペラ合唱団特別公開練習~オペラの...イタリア人オペラ指揮者マッスィミリアーノ・ピッチョーリ氏を迎え、「カヴァレリア・ルスティカーナ」合唱部分の公開練習を行います。設立18年目となる立川市民オペラ合唱団は、現在も2023年3月の立川市民オペラ「カヴァレリア・...
0熱く告白した“デート”の成果———遅ればせながら、ネトレプコ様、「惚れなおしました」遅ればせながら、ネトレプコ様、「惚れなおしました」 香原斗志(オペラ評論家) 「イヤよイヤよも好きのうち」であったと熱く告白しておきながら、“デート”の成果を報告しない...
0フレンチ・バロックオペラの上演における日本随一の団体———ジョイ・バレエストゥー...5月7日、ジョイ・バレエストゥーディオによるラモー「プラテ」の再々演を観てきました。会場は練馬文化センターです。バレエ・スタジオの主催によるこのシリーズは、これまで「プラテ」の他に「レ・パラダン」「優雅なインドの国々」と...
0日本の美しさ、蝶々さんのエキゾチックな魅力をきめ細かく描く———METライブビュ...METライブ・ビューイングで《蝶々夫人》を観ました。大変見応えのあるプロダクションです。特にタイトル・ロールを演じたクリスティーヌ・オポライスの入魂の歌は感動のひと言でした! このプロダクションは、「イングリッシュ・ペイ...
0藤原歌劇団《愛の妙薬》オペラは馬蹄形の劇場で、反省会は居酒屋へ!———OTTAV...藤原歌劇団の《愛の妙薬》公演に行ってきました!会場は神奈川県川崎市(小田急新百合ケ丘駅)にあるテアトロ・ジーリオ・ショウワです。昭和音楽大学のキャンパス内にある馬蹄形のオペラ・ハウスで客席数は1265席、モーツァルト、そ...
0白鷺城の天守にうごめく魔性のものたち———泉鏡花の幽玄な世界《天守物語》公演レポ...日本オペラ振興会の《天守物語》を観てきました。泉鏡花の妖艶な原作に水野修考が作曲したオペラで、1977年の初演から上演が繰り返されています。台本は金窪周作。NHKの委嘱によるテレビ・オペラとして誕生し、ザルツブルク・テレ...
0「春風よ、なぜに我を目覚ますのか?」白皙の美青年に訪れた残酷な恋の結末———新国...新国立劇場でマスネの《ウェルテル》を観ました!ゲーテの名著「若きウェルテルの悩み」を原作とした、恋愛の暗いパッションを描くフランス・オペラです。出演者の変更が相次ぎましたが、結果はとても良い公演となりました。 今回、大き...
0美少女マノン・恋の逃避行とその行方———METライブビューイング《マノン・レスコ...METライブビューイング、第7作のプッチーニ《マノン・レスコー》を観ました。アラーニャの歌うデ・グリュー役が素晴らしかったです! METで3月5日に収録されたこの公演は、リチャード・エアの演出、METの首席指揮者であるフ...
0新国立劇場《イェヌーファ》公演レポート———遅咲きの「オペラ」作曲家、ヤナーチェ...新国立劇場でヤナーチェクのオペラ《イェヌーファ》を観ました。素晴らしい作品を、とても良いプロダクションで堪能する事が出来ました! ヤナーチェク(1854-1928)はチェコのモラヴィア地方出身の作曲家です。20世紀前半に...
0ミステリアスな夜の雰囲気の中で繰り広げられるヴェルディの熱きオペラ——東京二期会オペラ劇場《...東京二期会でヴェルディの《イル・トロヴァトーレ》初日を観ました!指揮は大人気のアンドレア・バッティストーニ。主役の四人のバランスも良く、ヴェルディの熱きオペラを堪能しました。 今回の上演は、パルマ王立歌劇場、ヴェネツィア...
010年ぶりの新演出!正統派のアプローチで迫るプッチーニの世界—藤原歌劇団《トスカ》公演レポート東京文化会館で藤原歌劇団の《トスカ》を観ました! プッチーニ《トスカ》と言えば、超人気作品の一つ。イタリア・オペラに伝統のある藤原歌劇団が上演するのに相応しい演目ですね。私が行った初日はS・A席ともに売り切れで(東京文化...
0意地と執念の果て!世界最古のオペラ譜—オペラ・フレスカ《エウリディーチェ》公演レポートカッチーニ作曲のオペラ《エウリディーチェ》を観てきました! …これ、凄いんです。楽譜が出版された最古のオペラなのです。台本は詩人リヌッチーニ、作曲はジュリオ・カッチーニ。歴史的に有名な(楽譜が現存する)最古のオペラは、1...
0魔性の女?それとも悲劇のヒロイン?—METライブビューイング《ルル》METライブビューイングでアルバン・ベルクの《ルル》を観ました。大きな衝撃を受ける作品です! 12音技法という調性音楽を打ち壊すために生まれた作曲法を使って書かれたベルクの《ルル》は、ドイツの表現主義文学の先駆者ヴェーデ...
0孤独な青年僧が金閣寺に火を放った理由とは?「美」は無言の圧力—神奈川県民ホール開館40周年記念 オペラ《...黛敏郎作曲のオペラ《金閣寺》を観てきました!三島由紀夫の小説を原作に、ベルリン・ドイツ・オペラで1976年に世界初演された作品です。海外の歌劇場が日本の作曲家に委嘱した最初のオペラだそうです。歌詞はドイツ語。今回は神奈川...
0合言葉は「Morte」!?仮面で会いましょう—藤原歌劇団《仮面舞踏会》公演レポート&オペラ・ツ...藤原歌劇団の《仮面舞踏会》公演を観てきました! 会場は渋谷のBunkamura オーチャードホール。美術館、映画館、カフェなどとが一緒になっている文化複合施設で、おしゃれな雰囲気が魅力のホールです。 今回のプロダクション...
0【公演レポート】日生劇場《ドン・ジョヴァンニ》―――現代に生きる等身大のヒーローの姿とは?自由奔放な若い貴族、ドン・...日生劇場の《ドン・ジョヴァンニ》に行ってきました!若手歌手達の身体能力の高さを生かした演出で、ドン・ジョヴァンニという人物の魅力が際立った公演でした。 《ドン・ジョヴァンニ》の初日は11月14日(土)、朝起きたらパリの同...
0【名場面集】東京二期会オペラ劇場《ウィーン気質》11月21・23日公演東京二期会オペラ劇場《ウィーン気質》(日本語訳詞上演) 指揮:阪哲朗 演出:荻田浩一 11月21日(土)/23日(月・祝) 日生劇場 ギンデルバッハ侯爵:久保和範 ツェドラウ伯爵:小貫岩夫 伯爵夫人:澤畑恵美 フランツィ...
0【公演レポート】愛が恐怖と権力に打ち勝つ寓話—首都オペラ《トゥーランドット》9月6日に神奈川県民ホールで上演された、首都オペラの《トゥーランドット》の公演を観てきました。 首都オペラは1989年の設立以来、若手歌手の育成とオペラ文化の振興という目標を掲げてガラコンサートやオペラの上演を続けてきて...
0【特別取材】大野和士と都響メンバーが浅草で小学生と交流!—第17回 都響マエストロ・ビジット第17回 都響マエストロ・ビジット 音楽監督 大野和士×都響メンバーの特別授業 11月4日、東京都交響楽団(都響)のマエストロ、大野和士さんが都響のメンバー達と一緒に浅草小学校を訪問しました。『都響マエストロ・ビジット』...
0【METライブビューイングレポート】声の競演《イル・トロヴァトーレ》で興奮のるつぼと化した劇場!NYのメトロポリタン歌劇場、今年のシーズン・オープニングにはヴェルディ中期の人気作品《イル・トロヴァトーレ》が上演されました。四人の主役に“ヴェルディの声”を持った歌手が揃わないと上演しても意味がない、と言われる難しい演...
0【公演レポート】モーツァルトも登場!ーーーオペラシアターこんにゃく座《魔法の笛》こんにゃく座の《魔法の笛》を観てきました。モーツァルトの《魔笛Die Zauberflöte》に、長年こんにゃく座の芸術監督・座付作曲家をつとめた林光が日本語歌詞をつけたものです。初演は1994年俳優座劇場でした。199...
0【公演レポート】圧巻の歌とバレエの一大歴史絵巻—ブルガリア国立歌劇場来日公演《イーゴリ公》ブルガリア国立歌劇場来日公演、ボロディン《イーゴリ公》を観てきました。ボロディンの力強い美しさに溢れた素晴らしい音楽歴史絵巻です。今回は、オペラの最後に有名な〈ポロヴェツ(だったん)人の踊り〉を演奏するカルターロフ版の上...
0黄金か愛か?シュトラウスが未来に託した愛と平和へのメッセージ—東京二期会オペラ劇場《ダナエの愛》舞台上演...東京二期会のオペラ《ダナエの愛》を観てきました。リヒャルト・シュトラウスの中でも上演が稀なオペラですが、大変美しく、そして深い意味を持つ作品でした。深作健太の的を射た演出、シュトラウスの音楽の魅力を最大限に伝える準・メル...
0集中力のある引き締まった音楽・美しさと正統派の演技—Le voci第15回公演《ラ・トラヴィアータ〜椿姫...秋分の日に《ラ・トラヴィアータ〜椿姫〜》公演を観に行ってきました。安藤敬氏の指揮が推進力となり、ヴェルディらしい情熱的な上演でした! 上演団体のLe vociは2003年に発足し、2009年からは、かつしかシンフォニーヒ...
0創作に5年!!総勢200名の市民参加型オペラ---浜松市民オペラ 宮川彬良作曲《ブラック・ジャック》世界初演【公演レ...宮川彬良作曲の新作オペラ《ブラック・ジャック》を観てきました!世界初演です。登場人物も多く規模の大きな作品で、宮川のポップな音楽が描く全3話のオムニバス・オペラを田尾下哲の演出が巧みにさばき見応えがありました。 今回が第...
0ベルカントの至芸!第24回みつなかオペラ《ノルマ》公演レポートベルカントの至芸!兵庫県川西市の〈みつなかホール〉でベッリーニ作曲《ノルマ》を観てきました!ソプラノの尾崎比佐子が音楽性と歌の技術で圧倒的なノルマ役を演唱し、その他のキャストも充実した素晴らしい公演でした。 〈みつなかオ...
0群響創立70周年記念オペラ《蝶々夫人》の公開ゲネプロが行なわれました群響創立70周年記念オペラ《蝶々夫人》の桐生公演を翌日に控えた9月18日、中高生を対象とした、公開ゲネプロが行われました。会場となった桐生市市民文化会館シルクホールの客席は、制服姿の学生さんたちで埋め尽くされ、若い熱気に...
0洒脱でほろ苦い。ベルリオーズの《ベアトリスとベネディクト》松本で上演!1992年から親しまれていた松本市の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」は今年「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」と名前を改めて再スタートを切りました。オペラとしてはベルリオーズの《ベアトリスとベネディクト》...
0【公演レポート】2015OMFオペラ《ベアトリスとベネディクト》---指揮者交替を乗り越え、ベルリオーズの「微笑み」...今年から第1回目となるセイジ・オザワ松本フェスティバルのオペラ公演《ベアトリスとべネディクト》の初日を見てまいりました。23回続いたサイトウ・キネン・フェスティバル松本が、今年から上記のように名称が変更されたことが大いに...
0極上のエンターテインメント・オペラ!滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールの《竹取物語》公演琵琶湖畔に建つびわ湖ホールは美しい景観とオペラに最適な劇場機構をあわせ持ち、初代芸術監督に若杉弘、そして2007年からは沼尻竜典が芸術監督を務め、関西から優れたオペラ文化を発信しています。その沼尻氏が書いた初めてのオペラ...
0【公演レポート】東京二期会オペラ劇場《魔笛》---愛は地球を救う!? 宮本亜門の仮想現実ゲーム的《魔笛》ワールド東京二期会の《魔笛》公演に行ってきました。演出と音楽がいずれも充実した素晴らしい公演でした! 宮本亜門はすでに国際的な活躍をしている演出家ですが、2013年オーストリアのリンツ州立劇場で演出したこの《魔笛》は彼のオペラ演...
0【公演レポート】東京オペラプロデュース《復活》---文豪トルストイの名作を《トゥーランドット》の補完で知られるアルフ...トルストイの名作をオペラ化したアルファーノの《復活》。東京オペラ・プロデュースによる日本初演を観ました! 7月11、12日の二回公演。場所は新国立劇場の中劇場でした。こういう作品を上演してくれるのはオペラ・ファンとして勉...
3名匠ゼッダが紡ぐ! 生きる悦びに満ちた《ランスヘの旅》公演日生劇場の《ランスヘの旅》公演に行ってまいりました。そこで出会ったのは東京の梅雨を吹き飛ばす爽やかさと輝きです。 会場の日生劇場は老舗らしい雰囲気のあるエントランス、エスカレーター等の使いやすさ、そして約1300席とのこ...
0黒船がやって来た! 野田秀樹 meets 井上道義 =《フィガロの結婚》!!!ミューザ川崎で野田秀樹演出、井上道義指揮の《フィガロの結婚 〜庭師は見た!〜》を観ました。この二人がタッグを組めば何が飛び出すかは予想するべきだったのかもしれませんが、実際の公演に接するとやはり大きな衝撃がありました! ...
0【公演レポート】二期会ニューウェーブ・オペラ劇場《ジューリオ・チェーザレ》二期会ニューウェーブ・オペラ劇場、ヘンデル《ジュリオ・チェーザレ》に行ってきました!バロック・オペラのエキスパートである鈴木秀美がタクトを取り鮮烈な音楽を聴かせ、また菅尾友の演出も工夫が一杯の楽しい公演でした。二期会の若...
0【METライブビューイング・レポート】《カヴァレリア・ルスティカーナ》《道化師》METライブビューイングで《カヴァレリア・ルスティカーナ》《道化師》の2本立てを観ました。ヴェリズモ・オペラの定番ですが、ファビオ・ルイージの指揮によって現代における上演にふさわしいモダンさを獲得し、アルヴァレスの歌も大...
0【演奏会レポート】東京フィルハーモニー交響楽団2015/16シーズン 5月定期演奏会《トゥーランドット》東京フィルハーモニーの《トゥーランドット》に行ってきました。演奏会形式とはいうものの、音楽的な質の高さに加えて視覚的な工夫も凝らされていて、オペラを観たのと同じ大きな満足感を与えてくれるコンサートでした。 イタリアの若き...
0【公演レポート】オペラシアターこんにゃく座《ロはロボットのロ》‐‐‐すべてのこどもたちと、こどもだったすべてのおとな...こんにゃく座《ロはロボットのロ》を観てきました。とても楽しくて音楽も魅力が一杯。でも、考えさせられる所もたくさんありました。 主人公はパン作りのロボット、テト君。このテトという名前が何かいいんです。「テト、テト」って歌い...
0【公演レポート】日本橋オペラ《トリスタンとイゾルデ》日本橋劇場に《トリスタンとイゾルデ》を観に行ってきました。室内オーケストラ版(世界初演)で、このオペラの日本人だけによる初の全曲舞台上演です。 主催は「日本橋オペラ」という団体です。全三幕のオペラですが、聴きたい一幕だけ...
0【公演レポート】大阪国際フェスティバル2015《ランスへの旅》4月18日、大阪フェスティバルホールでロッシーニの《ランスへの旅》が上演されました。今年で第53回となる歴史ある音楽祭、大阪国際フェスティバルの幕開けを飾るに相応しい晴れやかな祝祭感に満ちた公演だったと思います。 名前が...
0【公演レポート】東京・春・音楽祭《ワルキューレ》4月7日の東京・春・音楽祭のワーグナー・シリーズvol.6『ニーベルングの指環』第1日《ワルキューレ》の公演に行ってきました。すでに昨年には序夜の《ラインの黄金》が上演されて好評だっただけに、今回の《ワルキューレ》はいや...
0【公演レポート】日本オペラ協会《袈裟と盛遠》日本オペラ協会の《袈裟と盛遠》を観てきました。とても立派な作品で、聴くことが出来て良かったです。 公演プログラムによるとこのオペラは1968年初演。明治百年記念として文化庁から委嘱されて石井歡が作曲したもので、その後も1...
0【公演レポート】《4音オペラ》日本語版世界初演3月25日に東京・杉並公会堂小ホールで日本語版世界初演が行われたトム・ジョンソン《4音オペラ》を聞きに行ってきました。文字通り4つの音だけで構成された1時間弱のオペラ。普段、ベルカント時代のイタリア・オペラを偏愛している...
0【METライブビューイング・レポート】《イオランタ》《青ひげ公の城》METライブビューイングに行ってきました。チャイコフスキーの《イオランタ》とバルトークの《青ひげ公の城》のダブルビルです。ネトレプコのイオランタ役、そしてゲルギエフの指揮が凄かったです! チャイコフスキー最後のオペラ《イ...
0【公演レポート】神奈川県民ホール《オテロ》神奈川県民ホールで《オテロ》を観てきました。こちらのホールがびわ湖ホールと共同制作でオペラを上演するのは2008年からとすでに8年目になりますが、今年は大分のiichiko総合文化センターも加わっての新制作です。大変に質...
0【METライブビューイング・レポート】ホフマン物語METライブビューイング《ホフマン物語》に行ってきました!オッフェンバックのオペラを豪華な舞台で、そして主役のホフマン役を、全盛期を迎えているテノール、ヴィットーリオ・グリゴーロで上演したものです。 この《ホフマン物語》...
0【公演レポート】新国立劇場《マノン・レスコー》新国立劇場の《マノン・レスコー》公演初日に行ってきました。プッチーニの世界を堪能しました! 今回の《マノン・レスコー》は新制作ですが、思い起こせば4年前の3月11日、東日本大震災が起こった時に公演予定だったのがこの《マノ...
0【公演レポート】 錦織健プロデュース・オペラvol.6 《後宮からの逃走》錦織健プロデュース・オペラvol.6 《後宮からの逃走》を観てきました!日本語の台詞で親しみやすい工夫がされつつ、音楽的にはとても真面目な公演でした。 錦織氏がプロデュースするこの有名なオペラ・シリーズ、私は今回が初めて...
0【公演レポート】 東京二期会オペラ劇場《リゴレット》二期会の《リゴレット》公演を観てきました!パルマ王立歌劇場の伝統的な舞台と若きマエストロ、バッティストーニが話題の公演でした。 パルマは熱心なオペラ・ファンが多く、ヴェルディの伝統を大事に守っている街として知られています...
0【公演レポート】東京オペラ・プロデュース《シンデレラ》東京オペラ・プロデュース公演、ヴォルフ=フェラーリ作曲の《シンデレラ》に行って来ました。めずらしいオペラの日本初演に立ち会えた貴重な経験でした! 作曲家エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876 – 1948...
0【公演レポート】藤原歌劇団創立80周年記念公演《ファルスタッフ》藤原歌劇団が上演したヴェルディ《ファルスタッフ》を観てきました。感動しました!!! このオペラは藤原歌劇団創立80周年記念公演の一環として上演されました。イタリア・オペラが多い藤原ですが、《ファルスタッフ》を取り上げるの...
0【公演レポート】新国立劇場《さまよえるオランダ人》新国立劇場の《さまよえるオランダ人》初日に行ってきました。ドラマチックな声の共演が、暗い情熱を持つこの作品を見事に描いていました。 ワーグナーがそれまで書いた三作の後、初めて独自の境地に達した《さまよえるオランダ人》。今...
0【公演レポート】東京シティオペラ《外套》《修道女アンジェリカ》東京シティオペラ協会公演の《外套》《修道女アンジェリカ》に行ってきました!土日公演ですが、私が観たのは日曜日です。東京シティオペラ協会は、1994年に《蝶々夫人》で旗揚して以来、自主自立でオペラの上演を続けて来た団体だそ...
0【公演レポート】 こんにゃく座《アルレッキーノ》-二人の主人を一度に持つと六本木の俳優座で、こんにゃく座のオペラ《アルレッキーノ》 – 二人の主人を一度に持つと – を観てきました。凄いですね、これ!!! 日本語の創作オペラを上演するオペラシアター『こんにゃく座』の名声...
0【公演レポート】日生劇場《アイナダマール(涙の泉)》11月15日【公演レポート】日生劇場で日本初演のオペラ《アイナダマール》を観ました。 《アイナダマール》とはアラビア語で「涙の泉」という意味だそうです。20世紀前半、スペイン内乱の時期にファシストによって殺害された詩人、フェデリコ・...
0【公演レポート】サントリーホール オペラ・アカデミー公演《愛の妙薬》【公演レポート】 サントリーホール オペラ・アカデミー公演 ドニゼッティ《愛の妙薬》 欧米のオペラ・ハウスのような馬蹄形の客席を持つよこすか芸術劇場で《愛の妙薬》を観て来ました!先日、稽古場レポートをお届けしたサントリー...
0【公演レポート】藤原歌劇団創立80周年記念公演《ラ・ボエーム》【公演レポート】 藤原歌劇団創立80周年記念公演、プッチーニ《ラ・ボエーム》を観ました! 1934年(昭和9年)6月に往年の名テノール歌手、藤原義江が中心となり東京の日比谷公会堂でプッチーニ《ラ・ボエーム》を上演しました...
1【公演レポート】東京オペラ・プロデュース《戯れ言の饗宴》10月26日東京オペラ・プロデュース「戯れ言の饗宴」を新国立劇場 中劇場で観てきました! photo by Naoko Nagasawa ジョルダーノのオペラといえば「アンドレア・シェニエ」(1896年)が良く知られていますが、この...
0【公演レポート】ポッペーアの戴冠東京オペラシティ・コンサートホールでラ・ヴェネクシアーナ演奏の素晴らしい「ポッペーアの戴冠」(モンテヴェルディ)を聴いてきました! 「ポッペーアの戴冠」はモンテヴェルディの最後のオペラです。今回の「ポッペーア」はコンサー...
0【公演レポート】首都オペラ《アラベラ》【公演レポート】首都オペラ《アラベラ》 神奈川県民ホールで上演された首都オペラ《アラベラ》初日を観劇しました。 首都オペラは1989年に《オテロ》で旗揚げ公演を行って以来、今回の演目が第23回目になるという老舗のオペラ団...
1公演レビュー:新国立劇場《パルジファル》仏教に救済を見出した《パルジファル》 新国立劇場の今シーズン開幕公演、ワーグナー《パルジファル》を観た。芸術監督が、昨年までの尾高忠明から飯守泰次郎に代わった最初の演目で、しかも本人の指揮ということで注目の初日であった。...
0新国立劇場《パルジファル》でシーズン開幕!新国立劇場《パルジファル》でシーズン開幕! 10月2日、初台の新国立劇場でオペラのシーズン開幕公演がおこなわれました。演目はワーグナーの《パルジファル》。9月に芸術監督に就任したばかりの飯守泰次郎の指揮。演出はオペラ界の...