オペラ・エクスプレス

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1年中オペラ漬けの日々を送るためのガイド!新井巌の【オペラ暦】

1年中オペラ漬けの日々を送るためのガイド!新井巌の【オペラ暦】

はじめまして、新井巌です。

読者の皆さま、あけましておめでとうございます。本日よりの新連載、《オペラ暦》の新井巌と申します。この度、ご縁を頂き、「オペラ・エクスプレス」で《オペラ暦》を担当する運びとなりました。このコーナーでは、オペラにまつわる歴史上の出来事を、日を追ってご紹介して参ります。一年間、宜しくお付き合いのほど、お願い申し上げます。それでは早速、1年中オペラ漬けの日々の、第一日目がスタートです。

【1月1日】キーワードは、大谷洌子とドニゼッティとマーラー!

新年劈頭なので、お正月らしく日本ゆかりの人物からご紹介しましょう。
⚫️戦前から戦後にかけて活躍し、團伊玖磨(1924−2001)『夕鶴』初演で「つう」を歌ったソプラノ歌手大谷洌子(-2012)が生まれたのが、1919年の元旦。
⚫️1828年のこの日、ナポリでガエターノ・ドニゼッティ(1797−1848)『追放されたローマ人』が初演されています。この年は、ドニゼッティが結婚した年でもあり大いに奮起し、その後の出世作『アンナ・ボレーナ』へとつながってきます。
⚫️グスタフ・マーラー(1860−1911)が、はじめてメトロポリタン・オペラで『トリスタンとイゾルデ』を振ってデビューしたのも、1908年のこの日でした。

初出の人名は、なるべくフルネームで表記し、基本的には生没年を表記していますが、紹介の項目が生誕年の場合は没年を、没年には生誕年のみを記しています。
記述には十分正確に記しているつもりですが、誤りがあればご教示くださいますようお願いいたします。
参考文献等は、個別に記してはおりませんが、主として『オペラ辞典』(音楽之友社・刊)に準拠しています。

私が書いてます

新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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