オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

【オペラ暦】—4月9日—ボードレールの評論で、パリのワーグナー熱に火がついた

【4月9日】ボードレールの評論で、パリのワーグナー熱に火がついた

⚫️1857年、ビゼー『ミラクル博士』が、パリのブーフ・パリジャン劇場で初演されています。ほとんどの方が馴染みのない作品だと思いますが、彼が学生時代にオッフェンバックが主催したオペレッタ・コンクールで優勝したもの。同じ台本に78人の人が応募したと言います。
⚫️その他は、生誕日をまとめてご紹介しましょう。はじめは1821年、フランスの象徴派の詩人ボードレール(シャルル・-1867)が、パリで生まれています。彼は詩集『悪の華』などで有名ですが、ワーグナーの『タンホイザー』パリ初演を見て、すぐさま「ワーグナーとパリにおける『タンホイザー』」という評論を書き、その後のフランスにおけるワーグナー・ブームの嚆矢となりました。
⚫️1898年、ウィーンの良き雰囲気を持ったテノール歌手パツァーク(ユーリウス・-1974)がウィーンで生まれています。ドイツ・オペラの主要テノールとして活躍。
⚫️1906年、ハンガリー出身の指揮者ドラティ(アンタール・-1988)が、ブダペストで生まれています。ヨーロッパ各地の歌劇場で活躍し、戦後はアメリカでデトロイト交響楽団の音楽監督などを務めていました。切れ味の良い現代感覚あふれる指揮ぶりが人気でした。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

コメントを残す

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。