【公演情報】芥川龍之介の小説がベースの新作オペラ『note to a frien...現代アメリカを代表する作曲家、デヴィッド・ラング作曲のオペラが、2月に東京文化会館で開催される。 「note to a friend」と題された本作は、芥川龍之介の小説『或旧友へ送る手記』と『点鬼簿』をベースとしている。...
『リゴレット』『トゥーランドット』二つの傑作オペラを持って来日—英国ロイヤル・オ...6月18日(火)、都内で英国ロイヤル・オペラ(ROH)の日本公演 開幕記者会見が開かれました。激しい雨の中で会場に着くと、登壇者たちの席が設えられた後ろの窓は一面の緑が雨に打たれ、最高の背景となっています。 時間になると...
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024《蝶々夫人》—プッチーニのオペラの本質を...兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024、プッチーニ作曲《蝶々夫人》を観てきました。観劇日は7月13日(土)。三連休初日ということで、東京駅、新大阪駅、いずれもすごい人人人!それに負けずに、西宮...
【インタビュー】鷲尾麻衣さん―イタリア・オペラあり、日本歌曲あり、モーツァルトも...8月17日(土)に横浜市のフィリアホールでリサイタルを開く鷲尾麻衣さん。インタビューのために初台のオペラスター・フォトスタジオに、大輪の花のような美しい微笑みを浮かべて現れました。 ーー この夏は今年で45回目となる「霧...
☆『ヴィオレッタ・メソード』予約申込受付中☆ヴィオレッタのアリア等の歌唱部分を歌うための新しく作られるメソード『ヴィオレッタ・メソード』。ヴィオレッタを初めて歌う方はもちろん、ヴェルディの他のオペラのアリア等にも応用が可能なように作られていますので、これからヴェル...
年柄年中オペラ漬け。<オペラ暦>2016年10月—新井巌(あらいいわお)【10月1日】今日は、フランスつながりが多い日です。 ●1684年、フランスの劇作家コルネイユ(ピエール・1606−)が、パリで亡くなっています。フランス古典劇の完成者で、オペラ化された作品も『ル・シッド』『ポリュート』...
香盛修平こと近藤修平の初プロデュース映画「にしきたショパン」が、オペラ発祥の地イ...ある時はオペラの舞台に!そしてある時は?オペラ・エクスプレスの気まぐれライター香盛(こうもり)修平からのお知らせです。まさにオペレッタ「こうもり」のファルケのように面白い出し物をご用意いたしました。 香盛修平(ペンネーム...
Tokyo Music Evening Yube―池袋の夕べを贅沢に堪能できる無...2020年11月1日(日)、世界的指揮者の西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラによる公募招待の野外クラシックコンサート<Tokyo Music Evening Yube>が、池袋西口公園の野外劇場「GLOB...
【立川市民オペラ2023プレイベント】立川市民オペラ合唱団特別公開練習~オペラの...イタリア人オペラ指揮者マッスィミリアーノ・ピッチョーリ氏を迎え、「カヴァレリア・ルスティカーナ」合唱部分の公開練習を行います。設立18年目となる立川市民オペラ合唱団は、現在も2023年3月の立川市民オペラ「カヴァレリア・...
0佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024《蝶々夫人》—プッチーニのオペラの本質を描いた名演出で観る兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024、プッチーニ作曲《蝶々夫人》を観てきました。観劇日は7月13日(土)。三連休初日ということで、東京駅、新大阪駅、いずれもすごい人人人!それに負けずに、西宮...
0登場人物たちの危ない心理を強烈に描いて―《午後の曳航》GPレポート二期会創立70周年記念公演、および日生劇場開場60周年記念公演として新制作された、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ作曲《午後の曳航》ゲネプロ(最終舞台稽古)を取材しました。 三島由紀夫のエッジの効いた原作を、ハンス=ウルリッ...
0永遠の都ローマより歌劇場来たる。ローマ歌劇場の《トスカ》公演が最高すぎた!プッチーニの名作オペラ《トスカ》は1900年にローマ歌劇場で初演されました。そしてこのオペラはローマの名所旧跡が舞台となっています。 そのローマ歌劇場が来日し《トスカ》を上演しました。控えめに言って素晴らしい公演でした!...
0望みうる最高のキャストを揃えてー佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ《ドン・ジョヴァンニ》公演レポートオペラには「今、この人のこの役が聴きたい・・・」と思うタイミングがある。しかし、その思いが全てのキャストに共通してあてはまる公演に出くわすということは、そうそうあることではないだろう。そのような困難を毎年毎年実現してしま...
0奇跡の上演迫る!佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「ラ・ボエーム」取材会レポート―2022.7/15(金)~兵庫県立芸...兵庫県立芸術文化センター主催、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「ラ・ボエーム」が、ついに上演される。ダブルキャストで合計8回もの上演が予定されている本公演は、本来であれば2020年に上演されるはずだった作品だ。今回は2年...
0吹き抜ける微かな風の気配—サーリアホのオペラ「Only the Sound Remains ー余韻ー」最後の音が劇場の空気に同化して消えて行くその瞬間、微かな風が私の傍らを吹き抜けて行くような気配を感じた。6月6日に東京文化会館で上演された、カイヤ・サーリアホのオペラ「Only the Sound Remains ー余韻...
0佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021―銀橋にグランドフィナーレにお笑いの文化を取り入れ、唯一無二の《メリー・ウィ...兵庫県立芸術文化センターのKOBELCO大ホールで、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021喜歌劇《メリー・ウィドウ》が開催されています。上演は7月25日まで(休演日有)、全8公演のダブルキャストです。 関西ならでは,こ...
0【公演レポート】コロナ禍の制約を逆手に取る!─オペラdeミルフィーユの《コジ・ファン・トゥッテ》今年2月に《コジ・ファン・トゥッテ》の上演で旗揚げ公演を開催した千葉県発のオペラ団体・オペラdeミルフィーユ。先日本誌でお届けしたリハーサル・レポートに続き、本公演の模様をレポートする。 会場を後にしながら抱いた、偽りな...
0次代に受け継がれるワーグナー演奏の精髄─「わ」の会コンサートvol.6ワーグナー音楽のエッセンスを親しみやすく、されどその深遠さは妥協なく伝えてくれる「わ」の会のコンサート。第6回目となる今年はメンバー総出演、ゲスト歌手招聘、オーディションで選ばれたラインの乙女の登場と、かつてないほど盛り...
0耽美的世界観の『トゥーランドット』グランドオペラ共同制作・大島早紀子演出—求められる真の舞台芸術コロナ禍の中、様々な感染防止対策を講じながら、オペラ公演が再開され始めた10月。イタリアオペラ屈指の名作『トゥーランドット』の上演が、神奈川県民ホールで開催されました。この公演は、6つの劇場,団体の共同制作によるもので、...
0中世ファンタジーの世界をバロックオペラで楽しむ!―鈴木優人 プロデュースオペラ Vol.2 歌劇「リナルド」日本を代表するバロック・オーケストラとして1990年に発足し、以来、国内外での活動が好評を博し数々の賞に輝いたバッハ・コレギウム・ジャパン。指揮者、チェンバロ奏者、オルガン奏者として活躍する鈴木優人のプロデュースオペラシ...
0コロナ禍でもワーグナーを!─「わ」の会vol.6リハーサルレポート新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延により世界中のあらゆる業界が苦境を強いられるという、異例の年になった2020年。クラシック音楽界も、多くの来日公演や各団体の主催公演が延期や中止、規模の縮小を今もなお余儀なくさ...
0【ゲネプロレポート】NISSAY OPERA 2020 特別編 オペラ『ルチア~あるいはある 花嫁の悲劇~』ドニゼッ...NISSAY OPERA 2020 特別編 オペラ『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』が、2020年11月14日(土)、15日(日)に東京・日生劇場で開演される。ガエターノ・ドニゼッティ作曲の『ランメルモールのルチア』は...
0コンサート日記― 2020年10月29日木曜日 四谷区民ホール 上江隼人 バリトンリサイタル2020 ~イタリア巨...(令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演。 父としての吐露、憤り。。withコロナの今だからこそ響くヴェルディ・バリトンの名曲の数々。 どのように過ごしたらいいものか、どうすれば打ち勝つことができるのか。コロナ禍をい...
0音楽の喜びを思い出す、希望のコンサート。東京二期会スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」記念すべきオリンピックイヤーとなるはずだった2020年は、未曾有の事態にさらされました。新型コロナウイルス感染症の流行はまたたくまに世界規模のパンデミックに発展し、多くの国がロックダウン(都市封鎖)を実施。それに伴い、外...
0ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン 2019「貞節の勝利」藤原歌劇団とヴァッレ・ディトリア(マルティーナ・フランカ)音楽祭の提携で開催される「ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン2019」が、11月11日(月)に開幕。11月15,17日には、シチリア出身の作曲家アレッ...
0壮大なスケールの野外オペラ公演 ジャパン・オペラ・フェスティバル 2019 野外オペラ「蝶々夫人」世界でも例をみない壮大なスケールの野外オペラ公演を行う、ジャパン・オペラ・フェスティヴァル。これまでに、姫路城,平城宮など、日本の歴史的建造物を借景としてオペラ上演を続けて来ました。 2019年のオペラは《蝶々夫人》で、...
0オペラ初心者必見。 極上の舞台を手ごろな価格で観賞できるNISSAY OPERA―2019年11月上演《トスカ》公...日生劇場が開催するNISSAY OPERAは、一流の演奏家やスタッフが手掛ける舞台を手ごろな価格で観賞できる企画です。 2019年11月に上演が行われたのは、ジャコモ・プッチーニの名作、《トスカ》。日生劇場で...
0ライブ配信が拓く、オペラ上演の未来—びわ湖リングが『神々の黄昏』で完結2020年3月7日(土) びわ湖ホール 大ホール 指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督) 演出:ミヒャエル・ハンペ 美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ キャスト ジークフリート:クリスティアン・フランツ ブリュンヒル...
0オペラ史上画期的な上演となった「びわ湖リングの最終夜」 《神々の黄昏》を森の中でクルマを走らせながら聞く今年はいろんなことが思い通りにいかず。「びわ湖もパス」だった。もともとの予定が。それが図らずも、びわ湖ホールにいかないでもこの今年の力作を鑑賞できることになったのだ。被害も拡大している上に、影響もかなり広範囲に広がり、い...
0”チョン・ミョンフンのカルメン”は絶品 ~東京フィルハーモニー交響楽団 2020年2月定期演奏会「(前略)東京フィルのコンチェルタンテ形式上演はオペラをきちんとドラマとして示してくれる。それでも、焦点が普通の上演より音楽そのものに当てられることは確実である。そして東京フィルの2月定期では、その舞台を完全に取り仕切る...
0雄弁な“沈黙”、舞台に出現― 神奈川県立音楽堂 ボーダーレス室内オペラ「サイレンス」「ゴーストライター」「英国王のスピーチ」「シェイプオブウォーター」など数々の映画音楽を手がけ、名だたる映画祭でも受賞多数の作曲家、アレクサンドル・デスプラと、公私ともにパートナーであるソルレイことドミニク・ルモニエが贈る...
0灯はまだ煌煌と―大田区民オペラ合唱団第三回定期公演「カヴァレリア・ルスティカーナ」「大田区のオペラは今回で最後かも」外からとも中からともなくそういわれて久しいもの。もともと大田区民オペラ協議会主催のオペラ公演で合唱を担当してきた合唱団。遡るとすでに30年近い歴史を重ねてきています。日本は合唱王国。全国...
0喜びはなんと尊いものか!と噛み締めることができた公演。 新国立劇場「ドン・パスクワーレ」「ドン・パスクワーレ」もちろん演目は知っていましたが、あまり日本では上演される機会の少ない演目です。どこかでやらないかしら、と思っていた時に、そういえば新国立劇場でやっているではないか!と思いだしたのが、残りは千秋楽のみ...
0創り手からの挑戦状─はまぷろGiocoso2019 歌劇《魔笛》若きオペラ団体「HAMA project(通称はまぷろ)」による『魔笛』公演のゲネプロ(本番直前の総仕上げ稽古)を拝見した。以前筆者は同団体制作の『愛の妙薬』公演を観て、若い創り手集団ならではの柔軟な作品の捉え方、細部に...
0若い男女の愛のすれ違いを描く、チャイコフスキーの傑作《エフゲニー・オネーギン》が、セイジ・オザワ 松本フェスティバル...セイジ・オザワ 松本フェスティバルで、チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》が上演されました。サイトウ・キネン・オーケストラが出演するオペラ公演は2015年以来。指揮はこれまで同音楽祭への出演も多く、小澤征爾の信頼厚...
1比類なき英雄の登場―びわ湖ホール《ジークフリート》びわ湖ホールが新制作で贈る「ニーベルングの指環」がいよいよ後半2作へと突入した。先の「ラインの黄金」「ワルキューレ」と回を重ねる毎に熱い注目が注がれる「びわ湖リング」。前2作に引き続き、ミヒャエル・ハンペ(演出)とヘニン...
0リゴレットの孤独が際立つ演出に心打たれる―HAMA project 第二回本公演 ≪リゴレット≫ 3月23日(土)「学生・若手演奏家が中心となったオペラ作り」「小さな劇場ならではの舞台表現」を理念としたプロアマ混合の企画として一昨年から始動したHAMA project(通称:はまぷろ)は、指揮に新国立劇場主催オペラ公演副指揮者の濱本...
04月14日まで開催中の「東京・春・音楽祭2019」オープニングセレモニーレポート3月15日(金)、クラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭2019」のオープニングセレモニーが、上野の東京文化会館でおこなわれた。 クラシック音楽のイベントとしては国内最大規模である「東京・春・音楽祭」は、2005年に「東...
0観客の傍で紡がれる、摩訶不思議な物語―東京春祭for Kids 子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》東京・上野を中心に1ヶ月間開催されている東京・春・音楽祭。 今回は、 東京春祭for Kids 子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》 5回公演の内の4回目、3月24日(日)11時開演の回にお邪魔してきました。...
0【公演レポート】新交響楽団「トリスタンとイゾルデ」抜粋2017/18シーズンまで新国立劇場オペラ芸術監督を務めた飯守泰次郎は、自らが得意とするワーグナーの歌劇・楽劇を任期中に数々指揮してきた。就任披露となったクプファーの新演出による「パルジファル」に始まり、「さまよえるオラ...
0日本のオペラ界に新たな可能性を見た一夜―《間宮芳生90歳記念》 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」北風の吹き付ける1月27日、すみだトリフォニーホールにて珍しいオペラが演奏された。その名も「ニホンザル・スキトオリメ」。聞きなじみのある方は余程のオペラ通といえるだろう。これは90歳を迎える作曲家・間宮芳生による作品だ。...
0ワーグナーの毒が回りすぎた危険な演奏会 奏楽会「ニューイヤー・ワーグナー・グランド・ガラコンサート」—香原斗志(オペ...ワーグナーの毒が回りすぎた危険な演奏会 奏楽会「ニューイヤー・ワーグナー・グランド・ガラコンサート」 香原斗志(オペラ評論家) そろそろ、おとそ気分が抜けたとはいえ、1月8日である。年初からワーグナー尽くしと...
0充実感!いいオペラいっぱいの2018年。2019年も素敵な音楽にたくさん出会えるといいですね。あけましておめでとうございます。2019年の幕開けです。が、ジルベスターコンサート、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート、そしてNHKニューイヤーコンサートと、クラシック音楽に囲まれたお正月を過ごしております。 ニュー...
0【公演レポート】斬新⁉︎まだ何も決まってないコンサートクラシック音楽のコンサートは、基本的に2時間程度の曲目全て、あるいは殆どが事前にアナウンスされていることが一般的だ。その内容や出演者を吟味して我々観客は会場に足を運ぶ。しかしポップスその他のジャンルでは寧ろ、会場に来るま...
0心から笑い、心から泣く―CARI AMICI「ばらの騎士」抜粋“Via dell’opera”(オペラの小道)と題し、オペラの魅力を凝縮した上演を八王子で続けている「CARI AMICI」(カーリ・アミーチ)。これまでイタリア・オペラの名作に取り組んできたが、今回は20世紀オペラの...
0「妙薬の精」が指し示すものは―はまぷろGiocoso 2018年公演「愛の妙薬」HAMA Project(以降はまぷろ)のドニゼッティ「愛の妙薬」を観た。はまぷろは年間2回の上演を行うオペラ企画であり、春がフルオーケストラを用いた「本公演」、秋が小編成による「Giocoso」公演となっている。旗揚げ...
0ワーグナー音楽の多面的な魅力を聴く―「わ」の会コンサートvol.5今年も「わ」の会がやってきた。昨年の「神々の黄昏」抜粋に続き、今年は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と「ジークフリート」という2傑作からの抜粋となる。この2作の並び、ワーグナー・ファンならニヤリとするところだろう。...
0御園座で紡がれる「指環」4部作の絶頂―愛知祝祭管弦楽団「ジークフリート」昨年の「ワルキューレ」に続き、愛知祝祭管が進めるワーグナー「ニーベルングの指環」を体験しに愛知へ。今年は第2夜「ジークフリート」である。昨年の記事はこちらを参照されたい。今回の「ジークフリート」最大の特徴は、明治30年か...
0ローマ歌劇場 2018年 日本公演《マノン・レスコー》最終舞台稽古より9月9日から日本公演を行っている、ローマ歌劇場。上野の東京文化会館では《椿姫》を上演中ですが、9月16日からは、もう一つの演目《マノン・レスコー》の公演が始まります。初日を2日後に控えた14日、神奈川県民ホールでは、最終...
0出色の好演。二期会の「三部作」を見て。プッチーニの「三部作」。名前は聞きますしCDも持っています。しかしなかなか見る機会のなかった作品。東京二期会オペラ劇場が取り上げるというので、久しぶりに前もって予定を開けて観に行くことにしました。 ジャコモ・プッチーニに...
0オペラファンにもおススメのミュージカル、「オペラ座の怪人」ケン・ヒル版は、お馴染みのメロディーが満載!ミュージカルの原点ともいえる作品、オペラ座の怪人が、渋谷の東急シアターオーブで上演されている。 ケン・ヒルによるこの作品は、ルルーの小説「オペラ座の怪人」を元にミュージカル化された、初の作品だ。ロイド=ウェバー版に先立ち...
0ル・マンの歴史に新たな歴史が書き加えられた夜が明けると、魔笛の音が聴こえてきたオペラには数々の名作と呼ばれる演目があります。しかしその中でもひときわポピュラーでありながら、観て聴くたびに、ひきつけられ、その笛に自分たちも導かているのではないか。そんな不思議な気持ちになる作品。モーツアルトの世界観、...
0今年の「佐渡オペラ」は凄い!さあ劇場へ!―――佐渡裕プロデュースオペラ2018《魔弾の射手》ゲネプロレポート「これは面白い。さあ劇場へ」そんな映画の宣伝文句のような言葉が頭に浮かぶ。今年の「佐渡オペラ」は凄い! 阪神淡路大震災復興を文化で支えてきた佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ。 佐渡音楽監督が自ら、兵庫県立芸術文化センター...
0オペラの稽古場より―――7月18日から東京文化会館で計4公演《魔弾の射手》は、二重・三重構造で積み上げられた緻密な舞...東京二期会とハンブルク州立歌劇場との共同制作による歌劇「魔弾の射手」公演が、7月18日から計4公演行われます。その通し稽古が行われている都内の稽古場にお邪魔してきました! 「魔弾の射手」といえばオペラファンには名の知れた...
0チェネレントラ、または愛と善良の勝利!―藤原歌劇団公演《ラ・チェネレントラ》ロッシーニ没後150年記念ゴールデンウィークの始まりの4月28,29日、川崎市のテアトロ・ジーリオ・ショウワで、ロッシーニのオペラ、《ラ・チェネレントラ》の上演が行われました。 ベルガモのドニゼッティ歌劇場の芸術監督を長く務めたフランチェスコ・ベ...
0★出演者コメント付き★二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』のプレイベントが行われました5月19,20日に上演が予定されている、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『アルチーナ』のプレイベントが、4月21日に開催されました。このイベントの会場となったのは、めぐろパーシモンホールの小ホールです。本公演は...
0総力を挙げた「不可能」への挑戦―びわ湖ホール《ワルキューレ》びわ湖ホール「ワルキューレ」を観た。昨年のラインの黄金に続く「びわ湖リング」の第2弾だ。引き続きミヒャエル・ハンペ(演出)とヘニング・フォン・ギールケ(美術・衣装)のタッグが超現実的な世界を可視化し、ピットには沼尻竜典(...
0限界を設けない自由闊達な舞台―大田区民オペラ合唱団第二回定期公《演戴冠ミサ》&《ランメルムーアのルチア》抜...日本はオペラが遅れているという見方をする人はいるが、必ずしもそうではないのではないかというのが筆者の私見である。特に歴史に名を遺す偉大な作曲家が、珠玉の台本に最高の音楽をつけて残す、オペラを、自国の文化ではないにもかかわ...
0善悪の二元論に待ったをかける―東京二期会《ローエングリン》東京二期会の「ローエングリン」を観た。2015年のR.シュトラウス「ダナエの愛」で好評を博した深作健太(演出)×準・メルクル(指揮)のコンビによる第2弾であり、ピットには東京都交響楽団が入った。 二期会のHPに掲載された...
0東敦子さんの蝶々夫人に寄す―この演奏に出会える歓び!日本人としてオペラに親しんでいることの喜びさえも感じさせる、価値...プッチーニのオペラ作品の魅力、その時の日差しを登場人物の目線になり切って感じることのできるある種のリアリティを帯びたファンタジーを感じられるところではないでしょうか。 他愛ない話、屈託のない笑顔、一途だからこそ熱くなって...
0楽都:仙台で心に響くベートーヴェンの《第九》(全4ページ)仙台市の東京エレクトロンホール宮城で《第九》の演奏会を聴きました。東北文化学園大学という、音楽大学ではない一般大学が主催して毎年おこなわれているコンサートです。指揮に飯森範親を迎えた仙台フィルハーモニー交響楽団の演奏で、...
0「絶望」は「祈りと鎮魂」に昇華したのだろうか。 細川俊夫の『嘆き』によせて。―――シャルル・デュトワ指揮 NHK交響... 12月16日、みなとみらいホールのNHK交響楽団定期演奏会に出かけた。 指揮はシャルル・デュトワ、ソリストとしてアンナ・プロハスカを迎え、『ハイドンの交響曲85番「王妃」』、細川俊夫の『ソプラノとオーケストラ...
0新日本フィル10月定期・11月定期―上岡音楽監督の2公演&D. R. デイヴィスの職人芸新日本フィル10月のジェイド・シリーズは、日本・デンマークの外交関係樹立150周年を祝した美しいプログラム。新日本フィルの上岡音楽監督は2016/2017シーズンよりコペンハーゲン・フィル首席指揮者も兼任しており、まさに...
0結末は、お決まりの大団円。心あたたまる展開。—――《セヴィリアの理髪師の結婚》モーツァルトの「フィガロの結婚」とロッシーニの「セヴィリアの理髪師」をつなげて、一つの物語として上演するという斬新な企画、「セヴィリアの理髪師の結婚」。 物語は、伯爵夫人(=ロジーナ)が軸になって、過去を回想する形で話が...
0京響×豪華キャストが魅せた「カルメン」の深層―京都市交響楽団 meets 珠玉の東アジア広上淳一×京都市交響楽団(以下京響)への声援が、いま熱い。その高い演奏水準が評価され、2015年にはコンビで第46回サントリー音楽賞を受賞した。東京在住の筆者は必ずしもこのオーケストラの演奏を定点観測的に聴いてきたわけで...
0ねたバレ注意! 東京二期会オペラ劇場《こうもり》は、最高の喜劇だけど、ちょっぴり悲しい!?11月26日まで、日比谷の日生劇場で上演されている、東京二期会のオペレッタ《こうもり》、11月22日の初日を拝見させて頂きました。 《こうもり》は、日本でもお馴染みの演目ですね。私もこれまでにいろいろな演出で見せて頂いて...
0崇高なる芸術、マリエッラ・デヴィーアのノルマ藤原歌劇団の《ノルマ》を観劇しました。ベルカント・オペラのレパートリーで最も難しいといわれるノルマ役を、オペラ界の至宝マリエッラ・デヴィーアが歌い、磨き抜かれた〈声による芸術〉を堪能しました。 ノルマ役は19世紀最高と言...
0ますます深みを増す「わ」の会がおくる「神々の黄昏」―「わ」の会コンサートvol.4 レポート8月24日、北とぴあのつつじホールにて行われた「わ」の会の第4回公演を聴いた。本公演のリハーサル取材の模様はこちら。 複数作品の名場面の抜粋から、昨年の「1幕丸ごと」(『トリスタンとイゾルデ』第2幕)と来て、今回はいよい...
0「時(Die Zeit)」を一つのキーテクストとして。その背景には21世紀の今という時代が存在する―――バイエルン国...バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」初日に行く。 今回の公演はこの5月の新演出によるもので、その大胆な演出は大きな話題を呼び、その後ネットでも公開され、期待も大きかった演目である。 まず、やはりペトレンコの音楽に...
0ワーグナー芸術に魅せられる「祝祭」の場―愛知祝祭管弦楽団「ワルキューレ」愛知祝祭管弦楽団の名前を最初に聞いたのは、2014年に演奏されたブルックナー「交響曲第8番」(福島章恭さん指揮)のCDだった。悠揚迫らぬ運び、指揮者の解釈を実現する渾身の演奏に驚いたものである。そして昨年、この団体は「ラ...
0METライブビューイング アンコール2017上映記念トークイベント―――万里生効果で若返る東劇!映画館でオペラの人気演目をイッキ見! METライブビューイング アンコール上映2017 8月5日より、東銀座の東劇で上映されている、METライブビューイングのアンコール上映。最新の2016-17シーズンと、過去10シーズ...
0終焉の美学に酔いしれて「ばらの騎士」ゲネプロレポート―――7月26,27,29,30日に東京文化会館で上演されます今夏、縁あって「ばらの騎士」づいている筆者。この初夏に幕を下ろしたメトロポリタンオペラの昨シーズンの集大成、ライブビューイングに感動したという人は何やら私の周りにも少なくない。そして二期会がこの夏、創立65周年を記念して...
0Le Voci 《愛の妙薬》―――オペラの最も大切な要素〈歌〉に対する優れた感覚と、楽譜に忠実で情熱的な音楽作りかつしかシンフォニーヒルズでLe Vociさん公演のドニゼッティ《愛の妙薬》を観てきました! 主宰は指揮者の安藤敬。演出は奥村啓吾。2014年にやはりドニゼッティの《ルチア・ディ・ランメルモール》に接して以来、Le Vo...
0オペラ歌手たち、オペラ関係者たちが集い、華やかに!「東京オペラプロデュース定期公演100回記念式典」が開かれました昨日(2017年7月12日)ホテルメトロポリタン池袋にて、「東京オペラプロデュース定期公演100回記念式典」が開かれました♪ 60人以上のオペラ歌手たちが集結しての華やかなミニコンサートは、まさに圧巻の一言でした。 これ...
0一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢。METライブビューイング2016-17のフィナーレを飾る「ばらの騎士」を、オペ...一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢のようなひと時。 絶対にライブビューイングで観ておいた方がいい今シーズンのラストを飾るMETのばらの騎士。 日々忙殺されていると、時にとんでもない損失を生じることがあります。今シーズン...
0オペラで愛まSHOW!■番外編その13■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール...連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」 東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》 2017年2月5日公演 観劇して感激レポート オペラ都市「...
0川端康成のオブセッションを共有。視覚、聴覚を常に刺激してくる舞台―――オペラ「眠れる美女~House of the ...12月10日、11日の両日、オペラ「眠れる美女」の初演が東京文化会館大ホールで行われた。東京文化会館の開館55周年、そして日本ベルギー友好150周年を記念して上演された本作品は、直前に公開されたリハーサル(先日のレポート...
0日本を代表する名歌手が集い、「びわ湖リング」が始動―びわ湖ホールプロデュースオペラ「ラインの黄金」どのオペラハウスにとっても、ワーグナーの「ニーベルングの指環」全4部作を上演するというのは悲願である。音楽・演出ともに、劇場の総力が問われる大作であるからだ。 これまでも「トリスタンとイゾルデ」「タンホイザー」「ワルキュ...
0光と闇の転調を生かし、宮澤賢治の世界を表現―――オペラシアターこんにゃく座「想稿・銀河鉄道の夜」個人的な話で恐縮だが、宮沢賢治の世界、昔正直苦手だった。呼応するものすべて人間関係や、自然現象など「どうしてそこで!!」と不可解に思うことが少なくなかったからである。 しかし最近、その部分が岩手の風土に培われたものであり...
0運命の赤い月。大人気のマエストロ 山田和樹が、初のオペラに挑む―――藤原歌劇団公演《カルメン》へのViva Oper...藤原歌劇団の《カルメン》公演に行ってきました!前回の《愛の妙薬》に引き続きインターネット・ラジオOTTAVAさんとの共同企画第3弾で、リスナーさん達5名とOTTAVAのプレゼンター斎藤茂さんと一緒です。リスナーさんの構成...
0東京二期会オペラ劇場《トスカ》―――初演時の背景、衣装を再現し、作品をローマに”還し”、ドラマも”本来の姿”に戻され...今シーズンの「東京二期会オペラ劇場」最終作はプッチーニの代表作の一つ「トスカ」。2017年2月15日から19日まで、東京文化会館大ホールで開催された公演の最終日、19日の公演についてレポートしよう。 オペラ「トスカ」は1...
0ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「イル・トロヴァトーレ」―――四人の歌手たちの饗宴!息つく暇もないヴェルディ...「ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」の新作は、ヴェルディの傑作「イル・トロヴァトーレ」だ。デイヴィッド・ベッシュによるプロダクションの再演が、3月3日(金)から各地で順次公開される。 この有名なオペラのストーリー...
0賭けて、すべてを失った。一人の女性の生き方を描くドラマ———高崎の創造舞台芸術 ...全国共同制作プロジェクトとして各地を巡演している、笈田ヨシの演出によるプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は、金沢、大阪での上演を経て2月4日(土)に第三の公演地、高崎に来た。会場はアントニン・レーモンドによる名建築としても知ら...
0両声ボーカリストのマリアセレンさんが、男女2役を演じる新作オペラ「哀しみのシレーナ~禁断の恋~」が上演されましたカウンターテナーとテノールを使い分ける両声ボーカリストのマリアセレンさんが、男女2役を演じる新作オペラ「哀しみのシレーナ~禁断の恋~」が、新橋のヤクルトホールで上演されました。 ストーリーは、人魚のギリシャ神話をもとにし...
0美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・...「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」、オペラの三作目はオッフェンバック最晩年の大作「ホフマン物語」だ。物語は、主人公の恋人が出演するオペラ「ドン・ジョヴァンニ」が引けるのを待つ酒場で、過去の愛を振り返る形で展...
0演奏中のお食事,おしゃべりもOK!日曜日の昼下がり、ディーヴァの歌声と共に楽しむブランチタイム1月15日、日曜日の昼下がり、渋谷の「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」にディーヴァが艶やかなドレスで登場し、まずはアルディーチェの「口づけ(Il Bacio)」を歌いました。彼女の名は...
0ときに憧れを映す鏡。あるいは過酷な船旅を描き出す具象的な海。合唱とともにオペラの”世界”を創り出す大量のLED...映画館で本格的なオペラを気軽に低料金で楽しめる「METライブビューイング」、2017年最初の演目はカイヤ・サーリアホの最初のオペラ「遙かなる愛」だ。2000年にザルツブルク音楽祭で初演されたこの作品は、メトロポリタン・オ...
0怪奇と幻想の世界。1980年より続く人気プロダクション鑑賞のラストチャンス!———...英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17の4本目の上映作品となる《ホフマン物語》が、1月27日から、全国の10の映画館で公開されています。 ■上映劇場■ オッフェンバックの没後100年記念の1980年...
0恋人たちの若さ故の悲しい恋の結末が胸に迫る———藤原歌劇団《 カプレーティ家とモ...ベルカント・オペラに力を入れている藤原歌劇団が、ドニゼッティの《愛の妙薬》,《ドン・パスクァーレ》に続いて、ベッリー二の《カプレーティ家とモンテッキ家》の上演を行った。かつて、デヴィーア、ガナッシのコンビを迎えて行われた...
0舞台を埋めつくすおびただしい数のLEDライト!ハイテクを駆使したメトならではの仕掛けが圧巻!—̵...メトライブビューイングの《遥かなる愛》を拝見させて頂きました。 上映時間は3時間弱。通常の上映作品に比べて、若干短めです。普段、「オペラは見てみたいけれど、長くって・・・」と思われている方にもおススメです。 もう一つのお...
0マスネの美酒に乾杯!フランス・オペラならではの魅力を堪能———東京オペラ・プロデ...東京オペラ・プロデュース公演、マスネ《グリゼリディス》を観ました。大変面白い作品でした!《マノン》《ウェルテル》《ドン・キホーテ》など、人気オペラも多いマスネですが、この《グリゼリディス》も同様にマスネらしい優美な旋律と...
0作品に内在する宇宙の表現。より身体的で音楽的な、勅使川原三郎のアプローチ———あ...あいちトリエンナーレ2016 プロデュースオペラ《魔笛》を観てきました。コンテンポラリーのダンサー、演出家、振付家としてずば抜けた才能を持つ勅使川原三郎の新演出です。今回の《魔笛》上演の一番の特徴は、もともとあるドイツ語...
0ティーレマンの「言葉を帯びる」タクト!ライン川沿いのグランツーリズモ———ザルツ...この日のティーレマンは、指揮をするというより、ライン川を訪ねて行ったら、一緒に案内しながら回ってくれた、語り部のような印象すら感じさせた。タクトは指揮をするというより、言葉を帯びていた、しかも適切に、事務的ではなく、優し...
0ノット×東響。快進撃のコンビネーションによる《コジ·ファン·トゥッテ》ミューザ川崎の美しい響きを楽しむように歌う、サ...東京交響楽団の創立70周年の、すなわちノット&東響の第三シーズンを締めくくる定期演奏会も大好評のうちに終わって、しかしこのコンビネーションの快進撃はまだ終わらない。ミューザ川崎シンフォニーホールと東京芸術劇場による企画で...
0グルーバーの”糸”は我々をどこに導いたか?———東京二期会オペラ劇場《ナクソス島...先日記者会見と稽古場の様子を、そしてゲネプロの様子をお届けした東京二期会の「ナクソス島のアリアドネ」は23日に開幕した。ライプツィヒ歌劇場との提携により実現した今回の舞台は、原プロダクションを創り出した演出のカロリーネ・...
0新国立劇場《ラ・ボエーム》———パリのカルチェ・ラタンを舞台に芸術家志願の若者た...名歌手が揃い、晩年のフリードリヒの冷徹な視点が光った「ワルキューレ」で開幕した新国立劇場2016/2017シーズン、ふたつめの演目はプッチーニの代表作「ラ・ボエーム」だ。オペラファンなら誰もがご存知、パリのカルチェ・ラタ...
0日本ロッシーニ協会設立20周年記念ガラコンサートご来場御礼▼日本ロッシーニ協会設立20周年記念ガラコンサートご来場御礼▼ 去る10月17日(月)東京文化会館小ホールにて日本ロッシーニ協会設立20周年記念ガラコンサートを開催し、451名のご来場をいただき大好評のうちに終えることが...
0東京二期会《トリスタンとイゾルデ》―深遠に、かつ熱情的に。充実の二期会初演ワーグナー畢生の大作「トリスタンとイゾルデ」が、ついに東京二期会初演と相成りました。それも、とびきり幸福な形の上演で。 オペラ史のみならず、西洋音楽史を語る上では絶対に避けて通ることの出来ない「トリスタンとイゾルデ」。我...
0『 セイジ・オザワ 松本 フェスティバル』から中学一年生の皆さんへ、音楽の贈り物!——...2016年のセイジ・オザワ 松本 フェスティバルでは、子供のためのオペラ公演が、9月7日,8日の2日間に渡り行われた。長野県内の67の中学校から、1年生を5000名以上招待し、鑑賞の場を提供するというものである。演目は、...
0宮澤賢治生誕120周年記念・オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ《グスコーブドリの伝記》世界初演—賢治...オペラシアターこんにゃく座の公演《グスコーブドリの伝記》を観てきました。宮澤賢治生誕120周年を記念した新作オペラの世界初演です。寺嶋陸也の音楽が素晴らしい!心揺さぶられる舞台でした。 《グスコーブドリの伝記》は宮澤賢治...
0圧倒的な名舞台!———宮本亜門の《フィガロの結婚》二期会名作オペラ祭東京二期会の《フィガロの結婚》を観てきました!宮本亜門の演出です。宮本亜門のモーツァルトといえば、昨年二期会で上演された《魔笛》もファンタジーあふれる演出に驚嘆しましたが、《フィガロの結婚》もやはり圧倒的な公演でした。 ...
0セイジ・オザワ 松本フェステイバルが銀座にやってきた———「OMFを100倍楽し...銀座にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」にて、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(OMF)を紹介するイベント〈セイジ・オザワ 松本フェステイバルが銀座にやってきた〉が開催されました。このイベントは、フェ...
0人生最後にして最大の恋?金満老人の寛大な愛と許し———《ドン・パスクワーレ》2016年7月1~3日、日生劇場にて、《ドン・パスクワーレ》の上演が行なわれました。日生劇場、びわ湖ホール、藤原歌劇団、日本センチュリー交響楽団の共同制作による公演です。日生劇場では、先ごろロッシーニの《セビリアの理髪師...
0時よ止まれ、お前はとても美しい!―「わ」の会コンサート vol.3 レポート6月16日、すみだトリフォニーホール小ホールにて「わ」の会コンサート vol.3を聴いてきました。 (先日お伝えしたリハーサル・レポートはこちら) ワーグナー作品を演奏会形式で魅せてきた「わ」の会ですが、オペラの1幕その...
0コンサートホールのホワイエで頂くフルコース!お味はいかに?———大変美味しゅうご...ホワイエがフルコースディナーの場になるというユニークな企画が、ミューザ川崎で始まりました。ミューザ川崎といえば、「音楽のまち・かわさき」を代表するコンサートホールです。こちらで頂くのは、お料理ではなく「歌のフルコース」で...
0装いも新たに!日生劇場で見る、初演から200年のメモリアル《セビリアの理髪師》日生劇場でロッシーニ《セビリアの理髪師》のゲネプロ(最終稽古)を観てきました!こんなに素晴らしいロッシーニ上演があっていいのか!?と思った位、凄いプロダクションでした… 今回の公演は日生劇場が半年間の改修工事を終えて再オ...
0許されざる恋に燃え尽きた若い2人———CITTADINO歌劇団第16期生公演《ロ...去る2月21日、CITTADINO歌劇団(チッタディーノ歌劇団)の第16期生公演《ロミオとジュリエット》が、文京シビックホールで行なわれました。 キャストには、オーディションを勝ち抜いた実力派が揃いました。ロメオ役の又吉...
0ニューヨークの観客が熱狂!“女王”ラドヴァノフスキーがベルカントの超難役に挑む——̵...METライブビューイングでドニゼッティ《ロベルト・デヴェリュー》を観てきました。 英国女王エリザベス一世が主人公のこのオペラは、テューダー朝を舞台にしたドニゼッティのオペラの中で、《アンナ・ボレーナ》《マリア・シュトゥア...
0神に遣わされた白鳥の騎士。尋ねてはいけない禁断の問いとは?———新国立劇場《ロー...新国立劇場でワーグナー《ローエングリン》を観ました。タイトルロールのフォークトが圧倒的な歌唱で、聴きごたえたっぷりの素晴らしい公演でした! 自己犠牲によって男性を救済するヒロインが多いワーグナーのオペラですが、《ローエン...