オペラ・エクスプレス

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佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021―銀橋にグランドフィナーレにお笑いの文化を取り入れ、唯一無二の《メリー・ウィドウ》を上演中

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021―銀橋にグランドフィナーレにお笑いの文化を取り入れ、唯一無二の《メリー・ウィドウ》を上演中

兵庫県立芸術文化センターのKOBELCO大ホールで、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021喜歌劇《メリー・ウィドウ》が開催されています。上演は7月25日まで(休演日有)、全8公演のダブルキャストです。

関西ならでは,この劇場ならではの工夫を凝らし、公演を重ねるごとに、多くの観客を巻き込み、虜にしてきた「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ」。今や西宮の夏の風物詩ともなっています。

今回取り上げられる作品《メリー・ウィドウ》は、オペレッタの金字塔といわれ、日本においても度々上演され続けている人気作品です。佐渡裕芸術監督プロデュースオペラでは2008年に上演され、当時、佐藤しのぶさんと塩田美奈子さんがハンナ役を務め、今もなお語り草になっています。兵庫にしかない唯一の「メリー・ウィドウ」を作りたいという佐渡監督の思いから、宝塚歌劇のショーを連想する華麗なテイストやお笑いの文化を取り入れた展開が評判を呼びました。計12回公演で2万人のお客様を集めたと言います。この作品からオペラや劇場の魅力にとりつかれてしまったファンも多くいらっしゃるのではないでしょうか。その作品が13年の時を越え、新たなキャストを加えて蘇る舞台は見逃せません。日本語上演ですので、初めての方にも自信を持っておススメ出来る作品に仕上がっていました。

ハンナ・グラヴァリの並河寿美さん(中央)と求婚者たち

演出・日本語台本担当に広渡勲さん。記者会見では「究極のエンターテイメントを皆さまにお届けするためには職人芸が必要です」と語っていました。意表を突いた舞台装置は、来日し14日間の隔離期間を経て参加された、サイモン・ホルズワースさんによるもの。スティーヴ・アルメリーギさんの色彩豊かな衣裳にも注目です。さらには元宝塚歌劇団星組トップスターの香寿たつきさん,落語家の桂文枝さんが登場することも大きな話題です。

ニエグシュ役の桂文枝さん(中央)を囲む男性陣
ハイレベルなダンサーの皆さんが集結し舞台狭しと踊る様は、まさに圧巻の一言

オペラ・エクスプレスでは、公演に先立ち2日間にわたって行われたゲネプロの2日目の取材を行いました。この日は公募で選ばれた200名の皆様が鑑賞されていましたが、開始前に佐渡さんからのプレトークが聞けるという贅沢なおまけ付き。

出演は、並河寿美、片桐直樹、市原愛、大山大輔、樋口達哉、水口健次、晴雅彦、ジョン・ハオ、三戸大久、清水華澄、河野鉄平、板波利加、香寿たつき、桂文枝、鳥居かほり、高岸直樹、吉岡美佳、佐藤洋介のみなさん。

ゲネプロの模様をアルバムにまとめました(本番とは異なる部分があります)。


ハンナ・グラヴァリ:並河寿美さん
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:大山大輔さん
ヴァランシエンヌ:市原愛さん
カミーユ・ド・ロシヨン:樋口達哉さん

本編の後、更に20分以上も続くグランドフィナーレは、歌に芝居にダンスに・・・エンターテインメントの全ての要素が凝縮されていて、思わず目頭が熱くなりました。

グランドフィナーレでのバレエに、高岸直樹さん,吉岡美佳さん

帰りがけにショップをのぞくと、オリジナルTシャツやクリアーファイルなどのグッズが販売されていました。お土産にも困らないという徹底したファンサービスぶり。このあたりにも、お客様の心を惹きつける人気の秘密があるのかもしれません。


<佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021 喜歌劇『メリー・ウィドウ』>
2021年7月16日(金)~7月25日(日)14時開演
兵庫県⽴芸術⽂化センター KOBELCO ⼤ホール
公式サイト

<出演>
【7月16日(金)、18日(日)、21日(水)、24日(土)公演】
ハンナ・グラヴァリ:高野百合絵
ミルコ・ツェータ男爵:折江忠道
ヴァランシエンヌ:高橋維
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:黒田祐貴
カミーユ・ド・ロシヨン:小堀勇介
カスカーダ子爵:小貫岩夫
ラウール・ド・サンブリオッシュ:大沼徹
ボグダノヴィッチ:泉良平
プリチッチュ:志村文彦
プラスコヴィア:押見朋子
クロモウ:森雅史
オルガ:鈴木純子

【7月17日(土)、20日(火)、22日(木)、25日(日)公演】
ハンナ・グラヴァリ:並河寿美
ミルコ・ツェータ男爵:片桐直樹
ヴァランシエンヌ:市原愛
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:大山大輔
カミーユ・ド・ロシヨン:樋口達哉
カスカーダ子爵:水口健次
ラウール・ド・サンブリオッシュ:晴雅彦
ボグダノヴィッチ:ジョン・ハオ
プリチッチュ:三戸大久
プラスコヴィア:清水華澄
クロモウ:河野鉄平
オルガ:板波利加

【全日出演】
シルヴィアーヌ:香寿たつき
ニエグシュ:桂文枝
エマニュエル:鳥居かほり
[合唱]ひょうごプロデュースオペラ合唱団
[管弦楽]兵庫芸術文化センター管弦楽団

<スタッフ>
[指揮]佐渡 裕(兵庫県立芸術文化センター芸術監督)
[演出・日本語台本]広渡勲
[装置]サイモン・ホルズワース
[衣裳]スティーヴ・アルメリーギ
[照明]沢田祐二
[振付]川西清彦
[合唱指揮]矢澤定明
[訳詞]森島英子
[衣裳補]小栗菜代子
[演出助手]飯塚励生
[振付助手]大畑浩恵
[映像]三浦景士
[舞台監督]幸泉浩司
[プロデューサー]小栗哲家
[制作]兵庫県立芸術文化センター

取材・写真:長澤 直子

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