【5月20日】軽妙洒脱な歌役者クンツ、生まれる

⚫️1950年、イタリアの現代作曲家ダッラピッコラ（ルイージ・1904-75）『囚人』が、フィレンツェのテアトル・コムナーレで初演。
⚫️1961年、ドイツの作曲家ヘンツェ（ハンス・ヴェルナー・1926-2012）『若い恋人たちへのエレジー』が、シュヴェチンゲン音楽祭での離宮劇場で初演されています。
⚫️1909年、日本にも馴染みの深いクンツ（エーリヒ・-1995）が、ウィーンで生まれています。来日時でのフィガロやレポレッロの軽妙な歌と演技は、いまだに語り草に。

---

新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。