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【オペラ暦】—12月19日—昨日に引き続きチャイコフスキー『スペードの女王』初演

【12月19日】昨日に引き続きチャイコフスキー『スペードの女王』初演

⚫️1881年、フランスの作曲家マスネ(ジュール=エミル=フレデリク・1842-1912)『エロディアード』が、ブリュッセルのモネ歌劇場で初演されています。題材自体はシュトラウス(リヒャルト・1864-1949)の『サロメ』と同じですが、内容はかなり異なっており、ロマンチックな4幕のオペラ。題名は、サロメの母である王妃の名。
⚫️1890年、ロシアの大作曲家チャイコフスキー(ピョートル・イリイチ・1840-93)『スペードの女王』が、ペテルブルクのマリインスキー歌劇場で初演されています。プーシキン(アレキサンドル・1799-1837)の同名の小説を題材に、18世紀末のロシアの貴族社会での恋愛悲劇。
⚫️1888年、ハンガリー生まれのアメリカの名指揮者ライナー(フリッツ・-1963)が、ブダペストで生まれています。彼の名は、シカゴ交響楽団を長く率いていたことで知られていますが、その前はメトロポリタン歌劇場の指揮者で活躍していました。
⚫️1903年、イタリアの作曲家ジョルダーノ(ウンベルト・1867-1948)『シベリア』が、ミラノ・スカラ座で初演されています。題名どおり流刑地シベリアが舞台の3幕の愛憎劇。


新井 巌(あらい・いわお)


1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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