オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

《ばらの騎士》直前予習にいかが??オススメの情報をまとめ読み!オペラのあらすじも付いてます。

オペラ初心者の皆さんに朗報!

日本語さえわかれば、オペラは必ず理解できます(^^♪
日本国内で上演されるオペラのほとんどには、字幕がついています。映画館で、洋画鑑賞をされるのと同じ感覚で、劇場に出掛けてみませんか。

知っておくともっと楽しめる情報を、ネット上から集めてみました。


まずは、東京二期会公式サイトより、【ばらの騎士〈東京公演〉】のページ。
キャスト、スタッフの情報からインタビューなど、オペラを楽しむための情報が満載です。

でも様々な情報を発信されています。公演チラシも美しいですね。

オペラの散歩道 二期会blogには、森岡実穂中央大学准教授による特別寄稿「演出リチャード・ジョーンズの舞台の魅力」が掲載。

演出助手にお名前を連ねる、家田淳さんのブログから。
ジョーンズ氏の現場での様子を知ることが出来る、貴重な投稿あり。最後には、「ともかく、今回の「ばらの騎士」は日本人によるオペラとしては相当な水準にあると思うので、多くの方に見ていただきたいです。」としめくくられています。

さてさて、こちらから先は、オペラのあらすじです。
そのまた下には、関連本の紹介が続きます。

ばらの騎士「夜中に時計をみんな止めてしまうのよ」

その昔、我が家に初めてビデオデッキが登場した時、巻き戻しの映像に見とれた覚えがあります。みんな後ろ向きに歩いて、池に落ちた男は水から飛び上がり、ポットから注がれたコーヒーはカップからポットに逆戻り、チョコマカと時を遡って動く映像はちょっとした魔法のようでした。どうして時間は未来にしか流れないのか、人はどうして老いるのか、「時計を止めて」も時は流れ続けます、永遠に・・・。誰にも止めることはできません。

【作曲】
リヒャルト・シュトラウス(1909~1910年)

【初演】
1911年1月26日 ドレスデン、宮廷歌劇場

【台本】
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール(ドイツ語)

【時と場所】 
18世紀中頃、マリア・テレジア治下のウィーン

【登場人物】
元帥夫人(ソプラノ):オーストリア陸軍元帥の妻
オックス男爵(バス):元帥夫人の従兄
オクタヴィアン(メゾソプラノ):元帥夫人の若い愛人
ゾフィー(ソプラノ):ファニナルの一人娘
ファーニナル(バリトン):裕福新興貴族
ほか

第一幕
陸軍元帥夫人(マルシャリン)マリー・テレーズ(年齢は32歳)は、夫の留守中に若い愛人ロフラーノ伯爵オクタヴィアン(愛称カンカン、年齢は17歳)と甘い一夜を過ごし、気怠い朝を迎えます。朝のココアを味わいつつ戯れているところにマルシャリンの親戚で田舎貴族のオックス男爵がヅカヅカと登場。成金貴族のファニナルの娘ゾフィーと結婚するので、婚約の証である銀の薔薇を彼女に届ける「ばらの騎士」を推薦してほしいとのこと。物陰に隠れていたオクタヴィアンは何と女装して登場、「新米の小間使いマリアンデルですの」と悪戯を始めます。動くものなら何でも口説くオックスは早速色目を使います。若いオクタヴィアンの悪戯に刺激されたのか、マルシャリンはばらの騎士にオクタヴィアンを推薦。彼の肖像を見せられたオックスは、「可愛いおねえちゃん、あんたにどえりゃー似とりゃーすでないか」。
マルシャリンの朝の日課は御用聞きをさばくこととおめかし。次から次へと出てくること、孤児が3人、帽子屋、ペット売り、ゴシップ屋ヴァルツァッキは新聞を持ってくる、なぜだかテノール歌手まで現れて歌い出す。これと一緒にお抱えのカリスマ美容師と助手が髪のセットを始め、彼女の寝室はまるでサーカス状態。書記に結婚証書を作成させたオックスをやっと追い払ったマルシャリンは、鏡を見つめて呟きます、「私が若かったなんてどうして信じられるかしら、このままやがてお婆さんになってしまうなんて。」(32歳にしてはあまりに悲観的ですが、寿命の短かったこの時代、32歳は立派に人生の下り坂だったのです)。きちんと男に戻ったオクタヴィアンにはマルシャリンの悲しみが分かりません。「あなたは僕のもの、そうでしょ?」、私の可愛いカンカンはいつか若い娘と結ばれて私の元から去っていく、時間を止めてしまいたい・・・、32歳と17歳、15歳の年の差はこの時代には親子みたいなもの、行き違う心。(約70分)

第二幕
ファニナルの屋敷はばらの騎士を迎える準備。ゾフィーは花婿を待ちつつも少々不安です。そこに純白の正装に身を包んだ凛々しいオクタヴィアンが登場。若い二人は一目見てお互いに惹かれあってしまいます。そこにガラの悪い取り巻きを引き連れて「花婿」オックス登場。下品な振る舞いにゾフィーはがっかり(このオヤジ、ちょーウザくない?)、これが花婿なんて・・・。同情したオクタヴィアンはゾフィーに「あんな男と結婚するの?」と切り出します。思わず口づけを交わす若い二人。「み~ちゃった~」と騒ぎになってオックスが現れ、その侮辱的な言動にカッとなったオクタヴィアンは剣を抜きます。口は達者だけど剣の方はからきしのオックス、ほんのかすり傷に大げさに騒ぎまくります。そこにアンニーナ(ゴシップ屋ヴァルツァッキの彼女)があの小間使いマリアンデルからのラブレターを持って登場(しかし、オクタヴィアン、いつの間に丸め込んだ?)。すっかり機嫌の直ったオックス、「可愛いおねえちゃん、待っとってちょー」。(約60分)

第三幕
怪しげな居酒屋でオクタヴィアン演出のドタバタ喜劇の幕が開きます。酒を飲んではマリアンデル(オクタヴィアン)を口説くオックス、コケティッシュに恥じらうマリアンデル。そこに子連れのおばさん(実はアンニーナ)登場。「あんた、この子らあんたの子なんだよ。どうしてくれんのさ!」、何しろ思い当たる節が山ほどあるオックスの頭は大混乱。重婚だ!と騒ぐ居酒屋の主人、警察沙汰ですぜとヴァルツァッキ、ガキどもは「パパ~!」。とうとう警察が出動、でもってファニナルとゾフィーまで登場。「娘や、お前の婿さんにはカカァとガキども、おまけに若いおねえちゃんまでくっついているときた」。ここでマルシャリンが現れます(これはオクタヴィアンの演出にはなかったので、彼も大慌て)。マリアンデルは実はオクタヴィアンと分かって一同びっくり。「・・・ってことは、あの朝マルシャリンの寝室にいたのは・・・?」、マルシャリンに睨まれてオックスは「どえりゃー目にあったがね、そこ退いたってちょー!」と退場。ゾフィーはオクタヴィアンとマルシャリンの関係を知って平静ではいられません。若い二人の前途危うし!これを救ったのはマルシャリンの大人の女の分別です。「さぁ彼女のところへお行きなさい」、静かに身を引くマルシャリン、オクタヴィアンとゾフィーは、めでたく結ばれます。
そして何ともお洒落な幕切れ、無人になった舞台にマルシャリンのお小姓である可愛らしい黒人の少年が登場、ゾフィーの落としたハンカチを拾って退場、幕が下ります。(約65分)

【参考した書籍の紹介です】


いかがでしたでしょうか。

「ばらの騎士」に描かれているのは、18世紀のウィーンの貴族の世界。でも、何だそんなもの縁がないじゃない・・・と早合点してまっては、もったいないというもの!何故なら、心がわくわくする、「恋」のお話だから。21世紀を生きる我々にとっても、少しも無縁ではないのです。
このように、オペラには、時代や階級を越えて、人間にとって普遍的なものが、沢山描かれています。
もし、あなたが少しでも興味をお持ち頂けたなら、リアルオペラにも是非、足を運んで頂けましたら嬉しいです。

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