オペラ・エクスプレス

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ありそうでなかった新感覚!?名作オペラ2作品を、大胆に再構築「セヴィリアの理髪師の結婚」。空白の三年間から見えてくる真実とは——。

ありそうでなかった新感覚!?名作オペラ2作品を、大胆に再構築「セヴィリアの理髪師の結婚」。空白の三年間から見えてくる真実とは——。

オペラと言えば「フィガロ」。
「フィガロ」と言えばオペラ。
・・・というほどに、「フィガロの結婚」は、オペラの代名詞ともいうべき作品です。一方の「セヴィリアの理髪師」。こちらも、オペラファンならずとも、知らぬものとてないという、超有名作品でしょう。
そして、この2作品は、実はつながっています。両作は、フランスの劇作家ボーマルシェによって書かれた戯曲を原作としているのです。原作を読み解くと、「セヴィリアの理髪師」から「フィガロの結婚」まで、たったの3年しか経っていないことがわかるとか。
さてこの3年の間に、人は一体どう変わるのか?このあたりにも、オペラの面白さが隠れていそうですね。

さて、本作「セヴィリアの理髪師の結婚」は、物語のヒロインとなる、ロジーナの回想劇として展開し、登場人物の知られざる一面や関係性を、原作戯曲のセリフを用いて日本語でナビゲートするという趣向だそう。そして、オペラの醍醐味は、何と言っても歌。ここでは、ロッシーニとモーツァルトの音楽も余すところなく聴けるというのですから、楽しみも2倍というものです。
ありそうでなかった、この新感覚オペラ作品「セヴィリアの理髪師の結婚」は、2016年の初演から約一年を経て、待望の再演を果たします。
田尾下哲シアターカンパニーの掲げる“新しい古典作品の創造”なるか?どうぞご自身でお確かめを。


OPERAセヴィリアの理髪師の結婚
2017年8月26日(土)18時/27日(日)16時30分(全2回公演)
イタリア文化会館 アニェッリホール(東京都千代田区九段南2-1-30)
作 曲: ジョアキーノ・ロッシーニ/ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌 詞: チェーザレ・ステルビーニ/ロレンツォ・ダ・ポンテ
原 作: ピエール・オギュスタン・ボーマルシェ
構成・演出:田尾下哲/家田淳
台本:家田淳
音楽監督:根本卓也

[キャスト&演奏]※Wキャスト
フィガロ:大沼徹/村松恒矢
スザンナ:山口清子/今野沙知恵
伯爵(セヴィリア):糸賀修平/山本康寛
伯爵(フィガロ):黒田博/与那城敬
伯爵夫人:醍醐園佳/嘉目真木子
ケルビーノ:郷家暁子/青木エマ
バルトロ:三戸大久(両公演出演)
マルチェリーナ:林よう子/磯地美樹
バジリオ:森雅史・升島唯博(両公演出演)
ピアノ:高田絢子/矢崎貴子
合唱:和泉聰子・大澤遥・小藤恵理子・冨岡由理弥・林道代・古家未希・舛田慶子

田尾下哲シアターカンパニーとは?

100年後も上演され得る新しい古典作品の創造を目指して。

本団体は、田尾下哲が主宰し、演出や制作等のスタッフで構成するカンパニーです。「世界の舞台芸術シーンを背景に、現代日本における舞台芸術の『芸術性』と『社会性』を、実践を通じて追及していくこと」を理念とします。
芸術性においては「100年後も上演され得る新しい古典作品の創造」をテーマに、一過性の消費される作品ではなく、世界に通じる普遍的な作品の継続的な創造を目指します。社会性においては、上演のみならず、制作者・出演者・観客のそれぞれの立場における創造する(観劇する)「過程」を重要視し、プロジェクトごとに社会との関わり方を意識した活動の展開も目指します。
(田尾下哲シアターカンパニーのWEBサイト「MISSION」より、一部分を転載)

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