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【オペラ暦】—5月5日—名歌手シミオナート、99歳で天国へ

【5月5日】名歌手シミオナート、99歳で天国へ

⚫️1819年、ポーランドの作曲家モニュシュコ(スタニスラフ・-1872)が、ウビエルで生まれています。ショパンとほぼ同時代の作曲家で、ポーランド国民オペラの父とも呼ばれています。オペラ『ハルカ』は彼の代表作。
⚫️1869年、ドイツの作曲家で指揮者のプフィッツナー(ハンス・-1949)が、モスクワで生まれています。代表作『パレストリーナ』は、ブルーノ・ワルターの指揮によって初演されています。
⚫️1908年、ドイツのバス歌手ベーメ(クルト・-1989)が、ドレスデンで生まれています。同地の歌劇場でデビューし、バイロイト音楽祭などにも出演。彼のオックス男爵はとくに印象的でした。
⚫️1930年、ミヨー(ダリュス・1892-1974)『クリストフ・コロンブ』が、ベルリン国立歌劇場で初演されています。もともとはポール・クローデルのフランス語台本ですが、初演はドイツ語で上演。指揮はクライバー(エーリヒ・1890-1956)でした。
⚫️1941年、ブリテン(エドワード・ベンジャミン・1913-76)にとっては最初のオペレッタとなる『ポール・バニヤン』が、ニューヨーク・コロンビア大学で初演されています。
⚫️2010年、戦後来日したNHK招聘のイタリア歌劇団の中でも忘れがたい名演を残したイタリアの名メッゾソプラノ歌手シミオナート(ジュリエッタ・1910-)が、ローマで亡くなっています。享年99歳。誕生日は5月12日なので、ほんの1週間後には100歳になるはずでした。来日当時、中学生だったイタリア文学者の武谷なおみさんとの文通を通じて、生涯のお付き合いとなったことは武谷さんの著書『カルメンの白いスカーフ』(白水社刊)で克明に描かれています。


新井 巌(あらい・いわお)
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1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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