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【オペラ暦】—5月7日—ロシアの大作曲家チャイコフスキー、誕生

【5月7日】ロシアの大作曲家チャイコフスキー、誕生

⚫️1800年、イタリアの作曲家ピッチンニ(ニッコロ・1728-)が、パリ近郊で亡くなっています。生涯で100以上のオペラを書き、中でも『チェッキーナまたは良い娘』は大成功を収めました。のちにそれぞれの支持者たちによって<グルックVSピッチンニ論争>がおきました。
⚫️1825年、映画『アマデウス』によって、すっかりモーツァルトの敵役?として有名になってしまった作曲家サリエーリ(アントーニオ・1750-)が、レニャーゴで亡くなっています。ウィーンの宮廷音楽家として一世を風靡し、ウィーンはもちろんイタリア各地でも大活躍。スカラ座のこけら落としのために『気に入られたエウローパ』の作曲をしています。もちろん、モーツァルトへの毒殺説には根拠がありません。詳しくは、本邦初の評伝である水谷彰良著『サリエーリ』(音楽之友社刊)をお薦めします。
⚫️1840年、ロシアを代表する作曲家チャイコフスキー(ピョートル・イリイチ・-1893)が、ヴォトキンスクで生まれています。交響曲からバレエ音楽まで多種にわたる楽曲を作曲していますが、オペラも『エウゲニー・オネーギン』『スペードの女王』などは、世界の歌劇場のレパートリーを飾っています。彼の最後のオペラ『イオランタ』も、先ごろMETでも上演されましたが、同劇場にとっては123年ぶりの初演だとか。(なおユリウス暦では、4月25日生まれとなります)
⚫️1841年、ドニゼッティ(ガエターノ・1797-1848)の1幕物のファルサ『リータ』が、パリのオペラ・コミック座で初演。
⚫️1888年、ラロ(エドゥアール・1823-92)といえば『スペイン交響曲』で有名ですが、彼のオペラ作品の中では唯一成功した『イスの国の王様』が、パリのオペラ・コミック座で初演。ブルターニュ地方の伝説によるもので、Ys(イス)という架空の国が舞台。“椅子”の王様ではないので、念のため。
⚫️1926年、ミヨー(ダリュス・1892-1974)『オルフェの不幸』が、ブリュッセルで初演。
⚫️1942年、20世紀前半に活躍した大指揮者ワインガルトナー(フェーリクス・1863-)が、スイスのヴィンタートゥールで亡くなっています。


新井 巌(あらい・いわお)
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1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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