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【オペラ暦】—9月27日—反骨と苦悩の作曲家ショスタコヴィチ、誕生

【9月27日】反骨と苦悩の作曲家ショスタコヴィチ、誕生

⚫️1725年、テレマン(ゲオルク・フィリップ・1861-1767)『ピンピノーネ(または不釣り合いな結婚)』が、ハンブルクのグンゼマルク歌劇場で初演されています。元々はアルビノーニ(トマゾ・1671-1751)の同名のオペラをアレンジしたもの。ヘンデル(ジョージ・フレデリック・1685-175のオペラ『タメルラーノ』上演のインテルメッゾとして上演されたのです。当時はこういうことが通常に行われていたのですね。
⚫️1906年、ロシア・ソ連の作曲家ショスタコヴィチ(ドミトリー・-1975)が、モスクワで生まれています。若いころはストラヴィンスキーなどの影響を受け、演出家のメイエルホリド(フセヴォロド・1874-1940)の交流から生まれた最初のオペラ『鼻』では、日常会話の抑揚を結びつけた朗唱形式を確立。さらに『ムツェンスク郡のマクベス夫人』では、その奔放な作風がソ連当局に批判され、のちに『カテリーナ・イズマイロヴァ』として改訂。ソ連時代の芸術家としてさまざまな葛藤をしながら、自己の芸術を貫いた作曲家でした。
⚫️1921年、ドイツの作曲家フンパーディンク(エンゲルベルト・1854-)が、ノイシュトレクツで亡くなっています。ワーグナー(リヒャルト・1813-83)の一番忠実な弟子として、彼の作風を受け継ぎながら、彼とはまた別の路線を歩んだ作曲家でした。代表作は、有名な童話に材をとった『ヘンゼルとグレーテル』。
⚫️1921年(大正10)、来日したロシア歌劇団によって帝劇で『ラ・ボエーム』の日本初演がなされました。
⚫️1957年、アメリカの演出家セラーズ(ピーター・)が、ピッツバークで生まれています。彼が演出した『コジ・ファン・トゥッテ』では、なんと舞台がハンバーガー売り場という設定で、その斬新なアイデアに注目が集まったのです。以後、グラインドボーンやザルツブルクでも活躍。『ピンク・パンサー』でおなじみの同姓同名の喜劇俳優とは関係ありません。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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