オペラ・エクスプレス

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NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のテーマ音楽に、N響&首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィの顔合わせ!さらに世界で活躍するピアニストのラン・ランが参加

パーヴォ・ヤルヴィ/ラン・ラン

(左より)パーヴォ・ヤルヴィ/ラン・ラン

「真田丸」もクライマックスを迎えた12月5日、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第一話完成試写会がNHKで行われ、続いて菅野よう子によるテーマ音楽の発表会見も行われた。
数多くの映像作品のサウンドトラックで多彩な作風を示し、好評を博してきた菅野よう子が初めて大河ドラマに取組み、そのテーマ音楽には首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団の現在最も注目を集める顔合わせ、さらに世界で活躍するピアニストのラン・ランまで参加するのだから、これは期待せざるを得ない。パーヴォ・ヤルヴィはドイツカンマーフィル・ブレーメンの日本ツアーの合間を縫って、ラン・ランも日本ツアー中、そしてアジア各地でのイヴェントを控えた多忙な時期に登場と、今回のプロジェクトに力を注いでくれていること、彼らもこのプロジェクトを楽しんでいることが示されたといえるだろう。

会見に集まった多くのメディアを前に、菅野よう子作曲のテーマ曲について語るパーヴォ・ヤルヴィの言葉は熱い。菅野とも打合せをしてこの曲を創り上げたことを明かし、「サウンドトラックに求められる「動き」の感覚がこの曲にはある」とテーマ曲を高く評価した。演奏については「ドラマの内容も意識はするけれど、音楽そのものをどう表現するかが大事ですね」と繰り返したパーヴォの演奏にぬかりはないだろう。
「ドラえもんからドラゴンボールZ、聖闘士星矢などなど子どもの頃から日本のマンガが好きだった」と笑顔で語ったラン・ラン(なんと「妖怪ウォッチ」も知っているとのこと!)は「歴史を描くドラマはそれらとは違うけれど」と前置きしつつも「とても人気のあるTVドラマだと聞いています。」と、今回のプロジェクトに参加する喜びを語る。二人ともに、口を揃えて菅野よう子その人を感じさせるというテーマ曲を賞賛していたのは印象的だった。

さてその肝心のテーマ曲だが、そろそろ放送前の宣伝番組などで耳にされた方もいらっしゃるだろう。華麗なファンファーレで始まるピアノ協奏曲風の、もう少し厳密に言うなら「ピアノとオーケストラのための幻想曲」といった趣きで、「フランス印象派に通じるものがある」と二人は評価している。音楽を先に作り、それに合わせる形でオープニング映像が作られたことを明かしたラン・ランは「最高のミュージック・ビデオになるでしょうね」と少し誇らしげに語った。
この豪華な顔ぶれによるテーマ曲も話題を呼ぶだろう2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は1月8日からNHK総合、BSプレミアムで放送が始まる(初回は一時間拡大版)。今ではあのヴァイオリンが聴こえるだけで場内が湧くほどに、テーマ曲がコンサートでも人気曲となった「真田丸」同様、多くの人が気に入って、ドラマも最初から最後まで楽しまれる作品になるよう、そしてオープニングを聴くたびこの二人とNHK交響楽団の音楽に興味を感じてくれる方が増えることを期待したいものだ。

なお、「真田丸」の放送は新年1月2日、BSプレミアムでの総集編放送をもって終了となる。各々、ぬかりなく。

取材・文:千葉さとし reported by Satoshi Chiba


NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
2017年1月8日(日)放送開始

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