オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—3月26日—「楽聖」ベートーヴェンの命日には・・・

【3月26日】「楽聖」ベートーヴェンの命日には・・・

⚫️1827年、オペラとしては、名作『フィデリオ』一曲しか残さなかったベートーヴェン(ルートヴィヒ・ヴァン・1770-)ですが、この日ウィーンで亡くなっています。前年の12月に肺炎を患い、さらに黄疸も発症するなどして病状が悪化して、この日帰らぬ人になったのです。享年57歳。葬儀にはシューベルトをはじめ、2万人もの人が駆けつけたとも言われています。
⚫️ベートーヴェンが亡くなったその日に、パリではロッシーニ(ジョッキアーノ・1792-1868)『モゼ』が、オペラ座で初演。題材は、『出エジプト記』にあるモーセを主人公にしたグラン・トペラ形式の壮大なオペラ。この後『オリー伯爵』『ギョーム・テル(ウィリアム・テル)』で筆を折る最後の年に上演された作品です。
⚫️1905年、ベリギー出身のフランスの指揮者クリュイタンス(アンドレ・-1967)が、アントワープで生まれています。日本では、フランスものが人気ですが、ワーグナーなども得意としていました。
⚫️1922年、ヒンデミット(パウル・1895-1963)『聖女スザンナ』、フランクフルトで初演。修道女の性欲をテーマにした表現主義的な1幕のオペラ。
⚫️1923年、フランスの名女優ベルナール(サラ・1844-)が、パリで没。プッチーニが、彼女の『ラ・トスカ』を見て感激し、原作者にオペラ化の権利を迫ったと言います。
⚫️1925年、現代音楽の旗手で指揮者・作曲家のブレーズ(ピエール・)が、モンブリゾンで生まれています。若い時は「オペラハウスを爆破せよ」といった過激な発言も。指揮者としては『パルジファル』『指環』などで注目を集めました。
⚫️1926年、レハールと同時期に活躍したオペレッタの作曲家カールマン(イムレ・1882-1953)の『サーカスの女王』が、ウィーンのアン・デア・ウィーンで初演。
⚫️1987年、ドイツの指揮者ヨッフム(オイゲン・1902-)が、ミュンヘンで没。『魔弾の射手』など、ドイツ音楽の正統派を受け継いだ演奏が印象的でした。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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