【2月27日】伝説の名テノール、カルーゾ生誕

⚫️1869年、もともとは1862年にペテルブルクで初演されたジュゼッペ・ヴェルディ（1813-1901）『運命の力』の改訂版が、ミラノ、スカラ座で初演。
⚫️1873年、20世紀最大のテノール歌手エンリーコ・カルーゾ（-1921）、ナポリで生まれています。出身地ナポリでデビューし、スカラ座やコヴェントガーデンに出演。その後メトロポリタン歌劇場に登場し、ラダメス、カニオなどを熱演。『西武の娘』『フェドーラ』などの初演にも参加しています。
⚫️1887年、国民楽派「ロシア５人組」の一人で「イーゴリ公」を作曲（未完）したアレキサンドル・ポルフィリェヴィチ・ボロディン（1833-）、ペテルブルクで死去。
⚫️1888年、ドイツ出身のアメリカのソプラノ歌手ロッテ・レーマン（-1976）、ペルレベルクで生まれています。
⚫️1935年、ミミを歌わせたら絶品の名ソプラノ、ミレッラ・フレーニが、モデナで生まれています。パヴァロッティとも同郷。

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新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。