オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—3月25日—ドビュッシー、巴里に死す

【3月25日】ドビュッシー、巴里に死す

⚫️1867年、20世紀にもっとも影響を及ぼした指揮者といえば、第一に指を屈するのがトスカニーニ(アルトゥーロ・-1957)でしょう。この日、パルマで生まれています。もっとも得意とするイタリア・オペラだけでなく、バイロイト音楽祭にも招かれ、ワーグナーにも深い理解と共感を持って数々の名演を残しています。(1月16日の項参照)
⚫️1881年、ハンガリーの20世紀最大の作曲家バルトーク(ベーラ・1881-1945)が、ナジュセントミクローシュ(現ルーマニア領サニコラウ・マーレ)で生まれています。彼は、主として器楽作品を書き、オペラとしては『青ひげ公の城』が唯一の代表作。
⚫️1895年、『カヴァレリア・ルスティカーナ』の成功で一躍オペラ界の寵児となったマスカーニ(ピエトロ・1863−1945)の『シルヴァーノ』が、ミラノのスカラ座で初演。発表当時での“現代”を扱ったヴェリズモ・オペラですが、上演は極めて少ないようです。
⚫️1918年、フランス印象派のドビュッシー(クロード・1862-)が、パリで亡くなっています。なんといっても彼の『ペレアスとメリザント』は、フランス文化の粋を極めた名作。ベルギーの劇作家メーテルランク(モリス・1862-1949)の原作がもつ夢幻的な雰囲気を見事なまでに音化させたこの作品は、まさに20世紀オペラの幕開けでした。
⚫️今ではオペラ演出家・三谷礼二(1934-)の名を知る人も多くないかもしれません。録音の残る歌手と違って、今でこそDVDなど映像に残されますが、演出作品が残される時代の前に亡くなってしまいました。特に『蝶々夫人』や『ラ・ボエーム』は、人々の記憶に残っています。1991年、57歳という若さで東京で亡くなっています。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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