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【オペラ暦】—4月21日—フランス文壇の大御所ラシーヌ、亡くなる

【オペラ暦】—4月21日—フランス文壇の大御所ラシーヌ、亡くなる

【4月21日】フランス文壇の大御所ラシーヌ、亡くなる

⚫️1699年、ラシーヌ(ジャン・バティスト・1639-)が、パリで亡くなっています。いうまでもなくコルネイユとともにフランス古典劇の大御所。彼自身が意識したわけではないにせよ、後年、モーツァルト、ロッシーニ、グルックなどが、彼の戯曲をオペラ化しています
⚫️1783年、プラハで最初に独立した石造りの劇場が、このティル劇場。モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』が初演された劇場として有名。開場当初は、創立者の名で呼ばれ、のちに同国の代表的な演劇人ティルの名がつけられましたが、現在ではスタヴォフスケー劇場という名に戻っています。
⚫️1801年、現在のトリエステ・ヴェルディ劇場が開場したのが、この日。当時は、ヌォーヴォ劇場と呼ばれていました。ヴェルディの『スティッフェリオ』『海賊』などが初演されています。
⚫️1836年、イタリアの楽譜出版者ソンゾーニョ(エドアルド・-1920)が、ミラノで生まれています。1幕オペラ・コンクールで、マスカーニやレオンカヴァッロを世に出したことで有名。
⚫️1865年、ヴェルディ(ジュゼッペ・1813-1901)は、18年前(1847)に初演した『マクベス』を改訂して、この日、パリのリリック座で初演しています。
⚫️1845年、ベートーヴェンとほぼ同時代のドイツの作曲家ロルティング(アルベルト・1801-51)の『ウンディーネ』がマグデブルクで初演。この題材では多くの作曲家がオペラ化を試みています。
⚫️1889年、プッチーニ(ジャーコモ・1858-1924)の第2作目の『エドガール』が、ミラノのスカラ座で初演。「あまり成功しなかったが、決して捨てたものではない」(永竹由幸)との評もあります。
⚫️1911年、アメリカのバリトン歌手ウォーレン(レナード・-1960)が、ニューヨークで生まれています。ヴェルディ歌手として、アメリカのみならず世界の歌劇場で成功をおさめています。


新井 巌(あらい・いわお)
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1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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