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【オペラ暦】—4月23日—英国、スペインの文豪が同じ日に亡くなるなんて!

【4月23日】英国、スペインの文豪が同じ日に亡くなるなんて!

⚫️この日はなんという日でしょうか。イギリスとスペインを代表する文豪が、同年同日に亡くなっています。
⚫️1616年、シェイクスピア(ウイリアム・1564-)は、ストラッドフォード・アポン・エーヴォンで没しています。数多くの名作を残した52歳の生涯でした。
⚫️そして、セルバンテス(ミゲル・デ・1547-)もまた、同日にマドリードで亡くなっています。こちらは69歳の波乱に満ちた生涯でした。来年(2016年)は、それぞれが没後400年という大きな節目の年にあたります。
⚫️1627年、ドイツ最初のオペラといわれるシュッツ(ハインリヒ・1585-1672)『ダフネ』が初演。残念ながら曲自体は消失しています。シュッツは2度のヴェネツィアの留学でヴェネツィア楽派の技法を身につけ、多くの宗教曲を残しています。
⚫️1775年、モーツァルト(ウォルフガング・アマデウス・1756-91)『羊飼いの王様』が、ザルツブルクで初演(4月29日説もあり)されています。マリア・テレジアの末子がザルツブルクを訪問した際に、その歓迎のために急遽依頼されたもの。
⚫️20世紀のロシアの代表的な作曲家であるプロコフィエフ(セルゲイ・-1953)が、1891年南ウクライナで生まれています。器楽曲、管弦楽曲ばかりでなく、オペラでも『三つのオレンジへの恋』『火の天使』そして大作『戦争と平和』などの作品を残しています。
⚫️1920年、チェコの作曲家ヤナーチェク(レオシュ・1854-1928)の第5作目のオペラ『ブロウチェク氏の旅』が、プラハ国民劇場で初演。主人公が、居酒屋で酔いつぶれ、月に行ったり、はたまたフス戦争の時代にタイムスリップしたりという寓話性の高い展開の中で、風刺的な色合いの濃い作品です。
⚫️1952年、ドイツの伝説的なソプラノ歌手シューマン(エリーザベト・1888-)が、ニューヨークで亡くなっています。戦前のMETやウィーン国立歌劇場で活躍し、ナチスから逃れてアメリカ国籍を得ていました。


新井 巌(あらい・いわお)
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1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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