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【オペラ暦】—8月6日—『沈黙』の作曲家、松村禎三亡くなる

【8月6日】『沈黙』の作曲家、松村禎三亡くなる

⚫️1888年、ドイツのバリトン歌手シュルスヌス(ハインリヒ・-1952)が、ブラウバッハで生まれています。1915年『ローエングリン』でデビューし、その後、モーツァルトやヴェルディ作品で高い評価を得たのち、またリート歌手としても活躍しました。
⚫️1904年、ドイツの音楽評論家ハンスリック(エードァルト・1825-)が、バーデンで亡くなっています。音楽評論を専門とした最初の音楽学者で、ワーグナー(リヒャルト・1813-83)、リスト(フランツ・1811-86)、シューマン(ローベルト・1810-56)などと交流がありました。その後ワーグナーとの長い間の音楽論争を繰り返し、ワーグナーは『ニュールンベルクのマイスタージンガー』で、彼を戯画化してベックメッサーを書いたとされ、さらに反目は高まったのです。
⚫️1947年、アイネム(ゴットフリート・フォン・1918-96)『ダントンの死』が、ザルツブルクで初演されています。フランス革命を舞台としたビューヒナーの戯曲に基づく2部のオペラ。この日、ザルツブルク音楽祭でフリッチャイの指揮で初演され、これによって彼の作曲家としての地位を確立したのです。
⚫️1966年、ヘンツェ(ハンス・ヴェルナー・1926-2012)『バッカスの巫女』が、ザルツブルク音楽祭で初演されています。ギリシャ悲劇に基づく1幕のオペラ・セリア。
⚫️2007年、松村禎三(1929-)が、東京で亡くなっています。彼の書いた畢生の名作オペラ『沈黙』(1993年初演)は、カトリック作家遠藤周作の同名の小説を松村自身が台本化し高い評価を得ています。日本の大規模な創作オペラの中では、『夕鶴』に次ぐ上演回数を誇っています。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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