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【オペラ暦】—3月19日—偉大なる台本作者カンマラーノ

【3月19日】偉大なる台本作者カンマラーノ

⚫️1801年、イタリアの台本作家にして、ナポリの宮廷詩人カンマラーノ(サルヴァトーレ・-1852)が、ナポリで生まれています。彼の台本なしでは、『ルチア』『ロベルト・デヴュリュー』から『アルツィラ』『ルイザ・ミラー』『イル・トロヴァトーレ』などの名作が誕生しえなかったでしょう。
⚫️1859年、ご存知ゲーテ原作のグノー(シャルル・1818-93)『フォースト(ファウスト)』がパリのリリック座で初演。当時パリでは、大当たりをとりました。
⚫️その5年後の1864年、同じくグノー『ミレイユ』が、パリのリリック座で初演。
⚫️1906年、ヴォルフ=フェラーリ(エルマンノ・1876-1948)『四人の気難し屋』ミュンヘン、ホフテアターで初演。ゴルドーニの喜劇からオペラ化したもの。彼の評伝として、永竹由幸著『ヴォルフ=フェラーリの生涯と作品―20世紀のモーツァルト』がオススメ。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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