オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

【オペラ暦】—4月17日—一世代前の名歌手の誕生日

【4月17日】一世代前の名歌手の誕生日。

⚫️1940年、ドイツの名ソプラノ、シリヤ(アニア・)が、ベルリンで生まれています。彼女は神童と呼ばれるほど少女時代から頭角を表し、10代には主要なオペラのヒロインを演じていました。ヴィーランド・ワーグナーの寵愛を受け、彼の演出したバイロイト音楽祭では多くのヒロインを演じ、ヴィーランドが急死すると、のちに指揮者クリュイタンス(アンドレ・1-9051967)との恋愛、そして同じく指揮者のドホナーニ(クリストフ・フォン・1929-)とも結婚しています。70歳を過ぎた年齢になっても、未だ舞台に立ち、演出など旺盛な創作意欲を見せています。
1923年、ライモンディ(ジャンニ・-2008)が、ボローニャで生まれています。ボローニャ生まれのライモンディといえば、昨今はすぐにバス=バリトンのルッジェーロと思いがちですが、こちらは戦後のイタリアのテノーレ・リリコとして鳴らしたジャンニの方。戦後のスカラ座での主役を務めた回数も200回を超え、50年代から70年代にかけてのイタリアの代表的テノールの一人でした。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


COMMENT ON FACEBOOK

Return Top