オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

【オペラ暦】—6月23日—METの芸術監督レヴァインの誕生日

【6月23日】METの芸術監督レヴァインの誕生日

⚫️1837年、ビゼーの親友であったフランスの作曲家ギロー(エルンスト・-1892)、ニューオーリンズで生まれています。彼自身も10曲のオペラを残していますが、名高いのは『カルメン』のレスタチーヴォの作曲や、『アルルの女』第2組曲の編曲者としてのほう。
⚫️1911年、日本のソプラノ長門美保(-1994)が、福岡で生まれています。プリマドンナとしての活躍するほか、45年「長門美保歌劇団」を主宰して、新人の養成や創作オペラの上演などを積極的に推進した、いわば日本のオペラの先駆者の一人。
⚫️1943年、今なおメトロポリタン・オペラの音楽監督(75年から)として活躍するアメリカの指揮者レヴァイン(ジェームス・)が、シンシナティで生まれています。彼の長期にわたる指導によって、METの音楽的な状況は飛躍的に発展しました。また小澤征爾の後任としてボストン交響楽団の音楽監督も務めました。今年72歳。
⚫️1976年、黛敏郎(1929-97)『金閣寺』が、ベルリンで初演。ご存知三島由紀夫の小説『金閣寺』を、ヘンネベルクのドイツ語台本によって作曲。ベルリン・ドイツ・オペラが日本人作曲家に委嘱した初めての作品。日本での初演は、1991年3月6日。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


COMMENT ON FACEBOOK

Return Top