オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—7月18日—弾圧を食い止めた指揮者マズーア

【7月18日】弾圧を食い止めた指揮者マズーア

⚫️1791年、ケルビーニ(ルイジ・1760-1842)『ロドイスカ』が、パリのフェドー劇場で初演されています。17世紀ごろのポーランドを舞台にした騎士劇ということですが、今ではほとんど上演されていません。
⚫️1927年、ドイツの指揮者マズーア(クルト・)が、ブジェク(現ポーランド領)で生まれています。東ドイツの主要都市で活躍し、ベルリンの壁崩壊につながる1989年のライプチヒの月曜日デモの際には、東ドイツ当局に対して市民への武力行使を避け、平和的解決を要望するメッセージを発表したことは、当時国際的な反響を呼びました。なお、日本の声楽家桜井偕子さんと結婚し、息子のケン・マズーアは指揮者として父の後を追っています。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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