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【オペラ暦】—6月7日—ブリテンの傑作『ピーター・グライムス』初演

【6月7日】ブリテンの傑作『ピーター・グライムス』初演

⚫️1986年、オーストリアの作曲家ヴォルフ(フーゴー・1860-1903)の唯一のオペラ『お代官様』(4幕)が、マンハイムで初演。アラルコンの『三角帽子』に基づくオペラ。
⚫️1897年、ハンガリー出身のアメリカの指揮者セル(ジョージ・-1970)が、ブタペストで生まれています。R.シュトラウスに認められ、ドイツ各地の歌劇場の指揮者を歴任。クリーブランド交響楽団を育て上げた完璧主義者で、オペラでは戦後しばしばザルツブルク音楽祭に出演しています。
⚫️1945年、プロコフィエフ(セルゲイ・1891-1953)『戦争と平和』が、演奏会形式によってモスクワで初演。いうまでもなくトルストイの同名の長編小説を原作としたもの。その後改訂が重ねられ、最終版は彼の死後1959年ボリショイ劇場で初演されました。
⚫️1945年、ブリテン(エドワード・ベンジャミン・1913-76)の代表作『ピーター・グライムス』が、ロンドンのサドラーズ・ウエルズ劇場で初演されています。2年半にわたるアメリカ滞在の際に、指揮者のクゼヴィツスキーからオペラを書くように勧められて書いたのがこの作品。


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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