オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—5月12日—2人のフランス作曲家が誕生

【5月12日】2人のフランス作曲家が誕生

⚫️1828年、ドニゼッティ(ガエターノ・1797-1848)『ゴルコンダの女王』、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場で初演。
⚫️その4年後の1832年、同じくドニゼッティの代表作『愛の妙薬』が、ミラノ、カノッビアーナ劇場で初演されています。有名なアリア「人知れぬ涙」はブッファには向かないという周囲の反対を押し切って挿入し、これが大当たりしたのです。
⚫️1845年、フォーレ(ガブリエル・-1924)が、フランスのパミエで生まれています。あの美しい『レクイエム』は有名ですが、本格的なオペラとしては『ペネロープ』(1913)を残しています。
⚫️その3年後の1848年、マスネ(ジュール=エミル=フレデリク・-1912)がフランスのモントーで生まれています。マスネの代表作としては『マノン』『タイス』が有名ですが、『エロディアード』『サンドリオン』『ドン・キショット』などの名作を残しています。
⚫️1884年、チェコ音楽の始祖とも言えるスメタナ(ベドルジフ・1824-)が、プラハで亡くなっています。なんといっても『売られた花嫁』が彼の代表作。
⚫️1938年、オネゲル(アルチュール・1892-1955)の劇的オラトリオ『火刑台上のジャンヌ・ダルク』が、バーゼルで初演されています。
⚫️1910年、日本にも最盛期の頃に度々来日したメッゾソプラノのシミオナート(ジュリエッタ・-2010)が、フォルリで生まれています。(亡くなった5月5日の項参照)


新井 巌(あらい・いわお)
iwao
1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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