オペラ・エクスプレス

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【オペラ暦】—10月1日—今日は、フランスつながりが多い日です

【オペラ暦】—10月1日—今日は、フランスつながりが多い日です

【10月1日】今日は、フランスつながりが多い日です

⚫️1684年、フランスの劇作家コルネイユ(ピエール・1606-)が、パリで亡くなっています。フランス古典劇の完成者で、オペラ化された作品も『ル・シッド』『ポリュート』『フラーヴィオ』などがあります。『ル・シッド』においては、古典劇の法則である「三一致の法則」を破った作品として論争が繰り広げられ、一時、筆を折ったほどでした。(誕生日の6月6日の項参照)
⚫️1733年、フランスの作曲家ラモー(ジャン=フィリップ・1683−1764)『イッポリトとアリシー』が、パリ・オペラ座で初演されています。ラシーヌ(ジャン・バティスト・1639-99)の『フェードル』を基にしたもので、神話時代のギリシャが舞台となっています。
⚫️1865年、フランスの作曲家デュカ(ポール・-1935)が、パリで生まれています。彼の名は交響詩『魔法使いの弟子』で有名ですが、オペラでも『アリアーヌと青ひげ』は、20世紀オペラの名作の一つでもあります。(誕生日の5月17日の項参照)
⚫️1917年(大正6)、マスカーニ(ピエトロ・1863-1945)『カヴァレリア・ルスティカーナ』が、赤坂ロイヤル館で日本初演されています。
⚫️1966年、メトロポリタン歌劇場で『椿姫』上演500回目を果たしています。当日のヴォイレッタは、当時アメリカで人気の高かった名花モッフォ(アンナ・1932-2006)でした。


新井 巌(あらい・いわお)

1943年、東京に生まれる。レコード会社を経て広告界に転じ、コピーライターとして活躍。東京コピーライターズクラブ会員。中学生の頃からクラシック音楽にひたり、NHKイタリア歌劇団の『アンドレア・シェニエ』日本初演を観劇したことが自慢の種。フェニーチェ劇場焼失の際には、再建募金友の会を主宰し、現在は「フェニーチェ劇場友の会」代表。日比谷図書文化館で「オペラ塾」を定期的に開催している。オペラ公演プログラムの編集にも携わっている。

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