5月19,20日に上演が予定されている、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『アルチーナ』のプレイベントが、4月21日に開催されました。このイベントの会場となったのは、めぐろパーシモンホールの小ホールです。本公演は大ホールで開催されますが、二期会主催のオペラ公演がパーシモンホールで行われるのは初ということ。
プレイベントの出演者は、今回が初来日の演出家、エヴァ・ブッフマン、キャストを代表して、ブラダマンテ役(5月20日)の和田朝妃、オロンテ役(19日)の市川浩平、チェンバロは上尾直毅です。
まず始めに、演出家のエヴァ・ブッフマンから、オペラの解説、今回の舞台の演出コンセプトについてのお話がありました。
4月の最初の週には既に来日していたという彼女は、既に二期会のアーティストたちとのコミュニケーションも充分に取っている様子です。

二期会ブログ オペラの散歩道に、ブッフマンによる当日のトークの内容が掲載されています。
【イベント・レポート】4月21日開催、5月『アルチーナ』公演プレ・トーク&コンサート
後半のコンサートでは、『アルチーナ』からのアリアが3曲披露されました。
- 和田朝妃
- 市川浩平
演奏曲目:ヘンデル作曲 オペラ『アルチーナ』より
・ブラダマンテ「嫉妬です、貴方の胸を苦しめているのは」
・オロンテ「愚かな!女を信じるとでも?」
・オロンテ「わが心を打ち負かすのは」
最後に全員でのフォトセッションがあり、プレイベントは終了しました。
終演後、歌手のお二方に、ご自身の役柄についてのコメントを頂きました。
ブラダマンテは強い女性の役です。誰に何を言われても動じないのです。(恋人の)ルッジェーロがアルチーナの恋人になっているのを知り、心は動揺していますが、常に堂々とした態度でいます。弱さを見せない強い女性です。
市川浩平(5月19日・オロンテ役)コメント:
オペラの始めでは、単純で喧嘩っ早いのですが、物語が進むにつれ、人間として段々成長して行きます。恋愛、恋人の裏切りなど、色々な人生経験を経て、最後には一人前の男になる。そんな役です。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場
アルチーナ
2018年5月19日(土) 17:00/20日(日) 14:00
めぐろパーシモンホール 大ホール
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