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【インタビュー】安藤赴美子(ソプラノ)-part2

【インタビュー】安藤赴美子(ソプラノ)-part2

Fumiko Ando, soprano interview
【インタビュー】安藤赴美子(ソプラノ)-part1はこちら

安藤赴美子(ソプラノ)
安藤赴美子(ソプラノ)
(C) Naoko Nagasawa

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]今日はせっかくですので、普段あまり知る機会の無い、プリマ・ドンナの生活についても教えていただきたいと思っています。安藤さんは高校まで北海道で育ったんですね?

「はい、そうです。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]最初はピアノですね。今でも素晴らしい腕前だと伺いました。

「とんでもないです(笑)。父がクラシック音楽を大好きだったので子供のときから音楽が身近にありました。ピアノやオルガンを弾いていて、演奏家になりたいな、とは小さい時から思っていました。高校の時の先生に、声楽の道がいいんじゃないかと言われまして歌を始めて… 一番難しい所にはいっちゃったな、って(笑)。でも、素晴らしい体験も一杯させて頂いています。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]オペラ歌手は舞台に立たなくてはいけないですからね。

「舞台に立って、演技をして、色々な事をやらなければいけない要素があって大変です。たまには踊ったりもしなくてはいけないんですよ(笑)。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]ラブ・シーンもありますし、それに安藤さんの声のタイプからすると殺されたり、死ぬシーンも多いですね。

「死なない役はほとんどないんですよね…(笑)。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]オペラ・ブッファに合う声の方が良かったですか?

「自分でも演じていて死なない役だと…ちょっと消化不良だわ、みたいな(笑)。毎回、死に方の研究をしていますので。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]舞台ではドラマチックな人生ばかりを演じていらっしゃるわけですが、日常生活はどうなさっているんでしょうか。お食事なんかは?

「歌手は良く食べますし、食には気を使いますね。美味しいものは好きですけれど…」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]音楽家は料理が好きな方も上手な方も多いですね。

「多いですね。作る方は多いです。私も時間があるときは作ったりします。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]好きなタイプのお料理は何ですか?

「やっぱりイタリア料理は好きですね。それで、おいしいお料理があるとついワインを飲みたくなったりしますけれど、それを本番前は自制するのが結構大変だったり(笑)。欲しいけれど今は我慢しなければ、とか。」

安藤赴美子(ソプラノ)
安藤赴美子(ソプラノ)
(C) Naoko Nagasawa

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]お酒を控えるのは声帯を刺激しないためなんですか?

「お酒を飲むと喉も充血しますよね。その時に歌ったり大きな声で話をしたりはやはりダメージになるんです。ある歌手の方に教えてもらったのは、お酒を飲んでも、お水を同じくらいの分量を飲みながらだといいらしいんですよ。お酒を飲むと水分が無くなってしまうので、それを補いながら飲むと平気なんですって。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]「あ、飲んじゃった」という時はお水を一生懸命飲むと大丈夫なんですね(笑)。

「やはり楽器が身体なので、いつも意識的にしていないといけないというのは大変です。自分にしか解らないじゃないですか。日夜、自己管理ですかね…そういうことを意識しない日は無いです。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]《オペラ》の稽古に入ると、本番までの持って行き方とかもあるわけですか?

「はい、そうですね。あまりむやみに歌ってしまってもいけません。どこかで本番までとっておこうと思っていないと。せっかくの本番に一番いいものを出したいですから。リハーサルとかゲネプロがありますが、逆算をしながら歌わないと。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]それはだんだん経験で分かってくる訳ですね?

「そうですね。でも、ついつい、共演者が素晴らしかったり、現場で凄くいいものを作っている時などに、通し稽古などで本番さながらに歌ってしまったりするんです。今、100%出さないようにしたかったのにな、と思うときもあります。」

[wc_fa icon=”microphone” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa]インタビュー/テキスト:井内美香


続きはpart-3(最終回)へ。
※part-3は、12月20日頃にアップの予定です。

安藤赴美子さんのプロフィール(ジャパン・アーツのページへ)
FUMIKO’s blog
<合わせて読みたい>安藤赴美子さんの新譜紹介記事
【新譜CD紹介】“アップレッソ”-ソプラノ名曲集-安藤赴美子

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