演奏家も、お客様も。みんなで作る音楽祭
ずっと気になっていたのですが、昨年から音楽祭の名前に「国際」という言葉がつきました。これがついたことによって何か変わったことはありますか?
だいたい予算が10倍になります。 冗談です(笑)
音楽祭の1年目の2013年から国際的な内容でしたが、ようやく名前が追いついたというのが正直なところです。
演奏家の人たちも、また一緒に音楽祭を作る仲間であるお客様も、国境の垣根なく、仲間として集まろうという方針でやっています。
これまで、お客様も台湾、香港などのアジアの方がいらっしゃっていました。今年はアイルランドからのチケット予約も入っていますね。
海外の方でもチケットの購入がしやすいということですね。
はい。チケット予約はチケットぴあやコミュニティ振興財団など、インターネットで買うことができます。今後も、より買いやすいように改善していきたいと思っています。
2013年から毎年行われている音楽祭ですが、昨年と明確に違うところはありますか?
まず、オープニングです。オープニングセレモニーは6月24日に入場無料で行います。いままではエントランスホールで簡単にやっていたのですが、今回はコンサート化して、盛大に行います。芸劇ウインドオーケストラ(池袋の東京芸術劇場のウィンドアカデミーの皆さん)をはじめとして、市内の高校生、そして公募してあちらこちらから参加してくださったブラスバンドにより、新垣隆さんの「吹奏楽のためのディヴェルティンメント」を演奏します。それから、ベートーヴェンの「第九」曲の第4楽章を吹奏楽版で120人の合唱団と一緒に演奏して、わーーっと盛り上がろうと。
一応リハーサルもやりますが、ほとんどぶっつけ本番で開幕します。市長が挨拶したり、私が挨拶したり、という式典ももちろんありますが、半分はコンサートということで実施します。
とにもかくにも、市が主催ではありますが、市という境界線にこだわるのではなく、調布という街を中心に音楽が波のように広がっていってほしいと思います。この音楽祭のエンブレムは名称を「国際」とした時に新しく作ったものです。中心にあるのが調布で、ここから音楽が広がるイメージでつくりました。調布の深大寺の緑がテーマカラーです。
深大寺の本堂のコンサートは毎年壮観なんですよ。今年はまだ空きがありますのでチャンスですよ。
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