オペラ・エクスプレス

The opera of today from Tokyo, the hottest opera city in the world

オペラ・エクスプレス
オペラ・エクスプレスの記事一覧( 3 )
「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕

「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕

昨年来「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」と上演が続くプッチーニのもう一つの代表作、「トスカ」が東京二期会により上演される。2月15日(木)に開幕する今回の舞台は、意外なことに東京二期会としては1991年以来となるという。 今...
美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ホフマン物語」

美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ホフマン物語」

「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」、オペラの三作目はオッフェンバック最晩年の大作「ホフマン物語」だ。物語は、主人公の恋人が出演するオペラ「ドン・ジョヴァンニ」が引けるのを待つ酒場で、過去の愛を振り返る形で展...
ときに憧れを映す鏡。あるいは過酷な船旅を描き出す具象的な海。合唱とともにオペラの”世界”を創り出す大量のLED———METライブビューイング《遥かなる愛》

ときに憧れを映す鏡。あるいは過酷な船旅を描き出す具象的な海。合唱とともにオペラの”世界”を創り出す大量のLED———METライブビューイング《遥かなる愛》

映画館で本格的なオペラを気軽に低料金で楽しめる「METライブビューイング」、2017年最初の演目はカイヤ・サーリアホの最初のオペラ「遙かなる愛」だ。2000年にザルツブルク音楽祭で初演されたこの作品は、メトロポリタン・オ...
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2017 『椿姫』キャスティングオーディション兼 イタリア留学助成金奨学生オーディション(2017年度)を開催します!

ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2017 『椿姫』キャスティングオーディション兼 イタリア留学助成金奨学生オーディション(2017年度)を開催します!

こちらの投稿は、演奏家の方向けです。 さわかみオペラ芸術振興財団よりお知らせ頂いた、2種のオーディション情報です。 ジャパン・オペラ・フェスティヴァル実行委員会及び、さわかみオペラ財団が主催するオーディションも今年で3年...
舞台を埋めつくすおびただしい数のLEDライト!ハイテクを駆使したメトならではの仕掛けが圧巻!———METライブビューイング《遥かなる愛》

舞台を埋めつくすおびただしい数のLEDライト!ハイテクを駆使したメトならではの仕掛けが圧巻!———METライブビューイング《遥かなる愛》

メトライブビューイングの《遥かなる愛》を拝見させて頂きました。 上映時間は3時間弱。通常の上映作品に比べて、若干短めです。普段、「オペラは見てみたいけれど、長くって・・・」と思われている方にもおススメです。 もう一つのお...
ヴェルディの全26作品をオペラのヒロインから読み解く一冊———〈ヴェルディのプリマ・ドンナたち〉小畑恒夫著(水曜社刊)

ヴェルディの全26作品をオペラのヒロインから読み解く一冊———〈ヴェルディのプリマ・ドンナたち〉小畑恒夫著(水曜社刊)

ヴェルディ・オペラの真髄を伝える本が出版されました!タイトルは〈ヴェルディのプリマ・ドンナたち〉。小畑恒夫著(水曜社刊)です。 輝かしいイタリア・オペラを築いた作曲家たち、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ...
新国立劇場2017/2018シーズンラインアップ説明会

新国立劇場2017/2018シーズンラインアップ説明会———開場20周年を祝う、ワーグナー《神々の黄昏》、細川俊夫《松風》、ベートーヴェン《フィデリオ》を新制作で

新国立劇場2017/2018シーズンラインアップ説明会が開かれました!2017/18は新国立劇場が開場して20周年を祝うシーズンです。ワーグナー《神々の黄昏》、細川俊夫《松風》、そしてベートーヴェン《フィデリオ》の新制作...
【速報】新国立劇場 2017/2018シーズンのラインアップ———開場20周年記念の《フィデリオ》をカタリナ・ワーグナーの演出で。飯守氏念願の細川俊夫作曲《松風》の日本初演も!

【速報】新国立劇場 2017/2018シーズンのラインアップ———開場20周年記念の《フィデリオ》をカタリナ・ワーグナーの演出で。飯守氏念願の細川俊夫作曲《松風》の...

本日(2017年1月12日)新国立劇場内で、2017/2018シーズンのラインアップ説明会が行われました。 発表された演目と日程を、速報でお知らせ致します。 計10演目のうち、3本は新制作(◎)、それ以外の公演は、レパー...
都響の音楽監督・大野和士らが台東区の小学校を訪れ、二時間の「特別音楽授業」を行う———アウトリーチ・プログラム「都響マエストロ・ビジット」

都響の音楽監督・大野和士らが台東区の小学校を訪れ、二時間の「特別音楽授業」を行う———アウトリーチ・プログラム「都響マエストロ・ビジット」

11月22日(火)、東京都交響楽団の指揮者が都内の小中学校などを訪問して行うアウトリーチ・プログラム「都響マエストロ・ビジット」が都立東泉小学校で開催された。2004年に始められ、これまで各地の学校で開催を重ねたイヴェン...
オペラ・エクスプレスから本が誕生しました!———《オペラ暦》でおなじみの新井巌著〈日めくり「オペラ」366日事典〉が言視舎より発売

オペラ・エクスプレスから本が誕生しました!———《オペラ暦》でおなじみの新井巌著〈日めくり「オペラ」366日事典〉が言視舎より発売

新年にふさわしいお目出度いお知らせです。オペラ・エクスプレスから本が誕生しました!《オペラ暦》でおなじみの新井巌著〈日めくり「オペラ」366日事典〉(言視舎刊)です。 オペラを愛する人が集う場として2014年の末にスター...
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のテーマ音楽に、N響&首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィの顔合わせ!さらに世界で活躍するピアニストのラン・ランが参加

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のテーマ音楽に、N響&首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィの顔合わせ!さらに世界で活躍するピアニストのラン・ランが参加

「真田丸」もクライマックスを迎えた12月5日、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第一話完成試写会がNHKで行われ、続いて菅野よう子によるテーマ音楽の発表会見も行われた。 数多くの映像作品のサウンドトラックで多彩な作風を...
FUKUSHIMA 白河版オペラ 魔笛

【オペラ公演情報】FUKUSHIMA白河版 魔笛(まてき)

10月23日に福島県白河市に開館した文化ホール、「白河文化交流館コミネス」の開館記念公演「魔笛」の公演情報です。 古代と現代が織りなす和洋融合の本格グランド・オペラ ~世界中で愛されるモーツアルト最晩年の傑作~ FUKU...
作品に内在する宇宙の表現。より身体的で音楽的な、勅使川原三郎のアプローチ———あいちトリエンナーレ2016 プロデュースオペラ《魔笛》

作品に内在する宇宙の表現。より身体的で音楽的な、勅使川原三郎のアプローチ———あいちトリエンナーレ2016 プロデュースオペラ《魔笛》

あいちトリエンナーレ2016 プロデュースオペラ《魔笛》を観てきました。コンテンポラリーのダンサー、演出家、振付家としてずば抜けた才能を持つ勅使川原三郎の新演出です。今回の《魔笛》上演の一番の特徴は、もともとあるドイツ語...
ティーレマンの「言葉を帯びる」タクト!ライン川沿いのグランツーリズモ———ザルツブルグ・イースター音楽祭in JAPAN《ラインの黄金》

ティーレマンの「言葉を帯びる」タクト!ライン川沿いのグランツーリズモ———ザルツブルグ・イースター音楽祭in JAPAN《ラインの黄金》

この日のティーレマンは、指揮をするというより、ライン川を訪ねて行ったら、一緒に案内しながら回ってくれた、語り部のような印象すら感じさせた。タクトは指揮をするというより、言葉を帯びていた、しかも適切に、事務的ではなく、優し...
ノット×東響《コジ・ファン・トゥッテ》より

ノット×東響。快進撃のコンビネーションによる《コジ·ファン·トゥッテ》ミューザ川崎の美しい響きを楽しむように歌う、サー·トーマス·アレンをはじめとした歌手たち

東京交響楽団の創立70周年の、すなわちノット&東響の第三シーズンを締めくくる定期演奏会も大好評のうちに終わって、しかしこのコンビネーションの快進撃はまだ終わらない。ミューザ川崎シンフォニーホールと東京芸術劇場による企画で...
東京二期会オペラ劇場《ナクソス島のアリアドネ》より

《ナクソス島のアリアドネ》のゲネプロが行われました———”二本の導きの糸”「芸術家が抱える問題」「変容」はどう視覚化されるのか?

11月21日(月)、二日後に開幕を控えた東京二期会公演「ナクソス島のアリアドネ」のゲネプロが報道関係者を対象に、公演会場の日生劇場にて行われた(キャストは23日&26日組)。 先日の記者会見で演出のカロリーネ・グルーバー...
女性二人の創造的なチームワーク。指揮のシモーネ・ヤング、演出のカロリーネ・グルーバーらが記者会見———東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』

女性二人の創造的なチームワーク。指揮のシモーネ・ヤング、演出のカロリーネ・グルーバーらが記者会見———東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』

10月27日、東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』の指揮者、演出家による記者会見が行われた。この作品を日本初演(1971年7月)した東京二期会が、第二版初演から100年の記念すべき年に送る舞台は11月23日に開幕を控えて...
ウィーン国立歌劇場日本公演2016 来日記者会見

【ウィーン国立歌劇場 日本公演 2016】来日記者会見が行われました———音楽の都ウィーンより、選りすぐりの3演目を携え、10月25日開幕!

明日(10月25日)の開幕を目前に控え、ウィーン国立歌劇場日本公演の、来日記者会見が行われました。 会見の場所は、何と《ナクソス島のアリアドネ》の「オペラ」の幕のセットの中!舞台後方に階段状に設置された「客席」に記者陣が...
オペラで愛まSHOW!■番外編その11■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~堺シティオペラ「ナクソス島のアリアドネ」(9月11日・ソフィア堺)~公演レポート

オペラで愛まSHOW!■番外編その11■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~堺シティオペラ「ナクソス島のアリアドネ」(9月11日・ソフィア堺)~公演レポート

 連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」 ~堺シティオペラ「ナクソス島のアリアドネ」(9月11日・ソフィア堺)~公演レポート   私にとっては...
オペラ『グスコーブドリの伝記』

宮澤賢治生誕120周年記念・オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ《グスコーブドリの伝記》世界初演—賢治の言葉を美しく響かせる寺嶋陸也の音楽

オペラシアターこんにゃく座の公演《グスコーブドリの伝記》を観てきました。宮澤賢治生誕120周年を記念した新作オペラの世界初演です。寺嶋陸也の音楽が素晴らしい!心揺さぶられる舞台でした。 《グスコーブドリの伝記》は宮澤賢治...
《ロベルト・デヴェリュー》 (C)Ken Howard/Metropolitan Opera

ニューヨークの観客が熱狂!“女王”ラドヴァノフスキーがベルカントの超難役に挑む———METライブビューイング《ロベルト・デヴェリュー》

METライブビューイングでドニゼッティ《ロベルト・デヴェリュー》を観てきました。 英国女王エリザベス一世が主人公のこのオペラは、テューダー朝を舞台にしたドニゼッティのオペラの中で、《アンナ・ボレーナ》《マリア・シュトゥア...
藤原歌劇団《愛の妙薬》オペラは馬蹄形の劇場で、反省会は居酒屋へ!———OTTAVA+オペラ・エクスプレス共同企画第2弾「OPERA VIVAツアー」レポート

藤原歌劇団《愛の妙薬》オペラは馬蹄形の劇場で、反省会は居酒屋へ!———OTTAVA+オペラ・エクスプレス共同企画第2弾「OPERA VIVAツアー」レポート

藤原歌劇団の《愛の妙薬》公演に行ってきました!会場は神奈川県川崎市(小田急新百合ケ丘駅)にあるテアトロ・ジーリオ・ショウワです。昭和音楽大学のキャンパス内にある馬蹄形のオペラ・ハウスで客席数は1265席、モーツァルト、そ...
美しいと思っているのは自分だけ?———自意識過剰でちょっと醜い、だけど何故か憎めないお姫さま《プラテ》リハーサルレポート

美しいと思っているのは自分だけ?———自意識過剰でちょっと醜い、だけど何故か憎めないお姫さま《プラテ》リハーサルレポート

今年の5月7日に練馬文化センターにて上演される、ラモーのオペラ「プラテ・・・ジュノンの嫉妬」のリハーサルを見学してきました。椎名町駅近くのバレエスタジオ「ジョイ・バレエストゥーディオ」が継続してきたフレンチバロック・オペ...
香盛修平の「こうもり」なお話 その③

香盛修平の「こうもり」なお話 その③

  サラリーマン、オペラ歌手?小説家?の香盛(こうもり)修平です。   会社を一歩出ると、あるときは天井に逆さまにぶら下がりサラリーマン社会を俯瞰し、あるときはヨハン・シュトラウス「こうもり」ファルケよろしく、「オペラ」...
ミステリアスな夜の雰囲気の中で繰り広げられるヴェルディの熱きオペラ——東京二期会オペラ劇場《イル・トロヴァトーレ》

ミステリアスな夜の雰囲気の中で繰り広げられるヴェルディの熱きオペラ——東京二期会オペラ劇場《イル・トロヴァトーレ》

東京二期会でヴェルディの《イル・トロヴァトーレ》初日を観ました!指揮は大人気のアンドレア・バッティストーニ。主役の四人のバランスも良く、ヴェルディの熱きオペラを堪能しました。 今回の上演は、パルマ王立歌劇場、ヴェネツィア...
香盛修平の「こうもり」なお話 その②

香盛修平の「こうもり」なお話 その②

  サラリーマン、オペラ歌手?小説家?の香盛(こうもり)修平です。   会社を一歩出ると、あるときは天井に逆さまにぶら下がりサラリーマン社会を俯瞰し、あるときはヨハン・シュトラウス「こうもり」ファルケよろしく、「オペラ」...
王者の風格・重厚にして雄渾なサウンドに酔う———ダニエル・バレンボイム指揮  シュターツカペレ・ベルリン  ブルックナー・ツィクルス レポート

王者の風格・重厚にして雄渾なサウンドに酔う———ダニエル・バレンボイム指揮 シュターツカペレ・ベルリン ブルックナー・ツィクルス レポート

現代指揮界の巨匠ダニエル・バレンボイム率いるシュターツカペレ・ベルリンが9年ぶりに来日公演を行い、ブルックナーの全交響曲を短期間に演奏するという快挙を達成しました。以下は、サントリーホールでの初日となった第1番の公演、ミ...
ミヒャエル・ハンペ 特別インタビュー ——「オペラの学校」すべてのオペラ愛好家、オペラの作り手、そして、オペラ嫌いのために。

ミヒャエル・ハンペ 特別インタビュー ——「オペラの学校」すべてのオペラ愛好家、オペラの作り手、そして、オペラ嫌いのために。

間もなく びわ湖ホール、神奈川県民ホールなどで上演されるワーグナー《さまよえるオランダ人》で新演出を手がけている巨匠ミヒャエル・ハンペ。昨年、彼の著書「オペラの学校」の邦訳も出版されました。この本について、そして《オラン...
Return Top